占領者たちのイラク～それぞれの闘い

前編

2003年3月、イギリス軍はイラクの都市バスラを軍事標的とし、ダニー、マイクそしてヒッブスたちの小隊が民間人を避難させていた。しかし逃げ遅れた少女を助けようとした彼らの前でイラク軍の手榴弾が爆発。仲間の兵士と少女が負傷してしまう。マイクは少女を抱えて病院へ駆け込むが、“設備がないので救えない”と言われ愕然とする。そして2ヵ月後、3人はそれぞれの故郷へ戻っていくのだった。

後編

英国に戻った3人。マイクは志願してイラクへ向かったことを妻に責められ家族崩壊へと向かってしまう。ダニーはドバイの金持ちに実体のないイラク再建という投資話を持ちかけ、金儲けに走るのだった。一方、ユニスの死によるショックから立ち直れずにいたヒッブスは悩んだ末、バスラに戻り、ユニスの息子のヤシンたちの力になると約束する。 しかし、ユニスを殺した警官たちに誘拐されてしまい…。