パスタ

第1話

無料

イタリア料理屋で働くユギョンは3年目にして初めての後輩が入ってくると聞かされる。3年目にしてやっとフライパンが握れると喜んでいたユギョンはある日、道端である男性に親切にしてもらう。その男性が同じレストランで働く予定だと知ったユギョンは、彼のことを新入りの後輩だと思い込む。しかし、翌日ユギョンの前で紹介されたその男性の肩書きは、厨房のチーフであるシェフであった。

第2話

厨房では鬼のような厳しさを見せるヒョンウクは、厨房で働く女性スタッフを全員クビにしてしまう。クビを宣告されたユギョンだったが、調理担当になったとたんのクビに、他に行く当てがないと翌日も店に現れる。一方、残った男性スタッフたちもヒョンウクの厳しいやり方に反抗し、忙しいランチタイムに、客からのクレームを招いて彼を困らせようと考える。

第3話

ユギョンに一度だけチャンスを与えようと、パスタの味で勝負することにしたヒョンウク。結果は当然ながらヒョンウクの勝利となり、ユギョンはその日にクビとなってしまう。その夜屋台で2人は会い、ユギョンはなぜ自分がこのレストランで働くことになったかをヒョンウクに伝え、いつか自分の手で職を取り戻すことを宣言する。

第4話

厨房補助をブラインドテストにより合格したユギョンは厨房補助ではなく、調理師として復帰することになる。一方、レストランの売り上げが下がってきたことを心配する社長は、人気のフォアグラやピクルスなどを今後出さないと言い出したシェフに激怒する。案の定客からの反感が多かったことに耐えられなかった社長は、社長の立場を利用してユギョンにピクルスを作るように命じる。

第5話

卵を仕入れている兄弟商会からワイロを受け取ったと疑われたユギョンは、店の仲間から反感の目で見られるようになる。ヒョンウクは実際にユギョンを兄弟商会へ連れて行くが、お互いの意見は食い違う。一方、レストランのソル社長は、店の売り上げが下がったことに腹をたて、従業員一人一人に業務成績をつけると言い出す。

第6話

社長がワイロを受け取ったという事実が明らかになった翌日、店には常連客だと思われていたオーナーのサンがいた。サンは皆に3日間店を閉め、3日後に新メニューコンテストをすると告げる。戸惑う従業員たちだったが、各自の方法で3日間を過ごす。

第7話

メニューコンテストの食材探しから帰ったヒョンウクは、社長から別の慈善ディナーに出場するよう命じられる。自分がコンテストに出られないことは何も伝えず、ユギョンには全力でコンテストに臨むように伝え、自分の思いをユギョンに託す。一方、ヒョンウクに自分を認めさせたいと元恋人のセヨンもコンテストの準備を進めていた。

第8話

メニューコンテストで1位となったセヨンが、レストランの厨房で直接新メニューを作ることになり、ヒョンウクは厨房を出て行ってしまう。それにより忙しいディナータイムに厨房は大混乱となってしまう。一人で酒を飲むヒョンウクの元をユギョンが訪れるが、ヒョンウクはユギョンの言葉に耳を貸さなかった。

第9話

料理コンテストで1位になったセヨンが店の厨房で働くことになり、厨房にはシェフが二人になる。それぞれ意見の違う指示を出すことで調理師たちは戸惑う。そんな中ユギョンは、どちらのシェフの意見に従うべきか悩みながら、どこかそんな2人のケンカを羨ましく思っていた。

第10話

厨房で火傷をしたユギョンは、店専用の病院で休養を取るようにと点滴を受ける。見舞いに来たヒョンウクは少しずつユギョンへの思いを本人に伝えていく。ユギョンは厳しくするが優しくもするというヒョンウクの言葉を思い出し、厨房でのヒョンウクから支持も思わず笑みがこぼれてしまう。

第11話

深夜の厨房でお互いの気持ちを確認しあうヒョンウクとユギョンの姿を、厨房の最年少ウンスが目撃してしまう。ウンスに目撃されたことなど知らない2人は、みんなのいる厨房で彼らにばれないように気をつかうことを楽しんでいた。一方、副料理長のもとに他のイタリア料理店からスカウトが来る。副料理長は日頃かわいがっていた国内組に声をかけ一緒に行こうと彼らを誘う。

第12話

ウンスは突然レストランを辞めると言いだし、厨房を出て行ってしまう。忙しいディナータイムを前に厨房補助が欠けてしまったことで、臨時でユギョンが厨房補助をすることになってしまう。厨房補助を抜け出したいユギョンはウンスに戻ってきてもらうよう彼を説得しようとするが、彼は店に戻る気はなかった。

第13話

ヒョンウクと2人で帰宅したユギョンを見たセヨンは、自分とヒョンウクの過去の関係についてユギョンに話す。それを聞いたユギョンは複雑な気持ちになり、厨房でも浮かない顔をしていた。そんな中、セヨンの鶏肉ベースのスープに反対していた留学組3人は、セヨンが作り直したスープを初めて味見して驚く。

第14話

これまで陰でユギョンのことを見守ってきたサンは、これからは彼女に対して自分の気持ちを堂々と示していくことを決める。一方、カフェで一緒にいたヒョンウクとユギョンは、かつて厨房で恋愛をしたという理由で解雇した元同僚に見つかってしまう。2人の関係は早くも厨房で噂となり、2人には疑いの目が向けられる。

第15話

ユギョンとヒョンウクがキスしているところを目撃したソルは、サン社長にヒョンウクの解雇を強く訴える。しかしサン社長は考えがあると彼を解雇にはしなかった。不満が募ったソルはイタリア派と国内組の給料格差を国内組にばらし、彼らが仲違いすることよう仕組む。