スリーピー・ホロウ シーズン3

第1話 新たな使命

イカボッドは9ヵ月間、放浪の旅に出ていた。アビーは念願のFBI捜査官となり充実した日々を送っていたが、ある日、イカボッドから連絡が来る。再会するなりイカボッドは旅先で見つけた石板の話を始め、証人としての使命はまだ終わっていないと主張する。最初は半信半疑だったアビーだが、再びスリーピー・ホロウで不可解な事件が発生する。事件現場に残された遺体は悪魔の仕業のようだった。

第2話 黒い秘密の影

駅の構内で男性が心臓発作により急死する。彼が直前までFBIに電話をかけていたことから男性の通話記録を確認すると、不気味な声が録音されていることが分かる。現場近くで不審な"影"を見かけたイカボッドはレイス(生き霊)の仕業ではないかと考える。一方、ジェニーの住まいには何者かが押し入っていた。それを見つけたコービンの息子ジョーは真相を話せとジェニーに訴える。

第3話 切り裂きジャック

男性が刺され、殺害される事件が発生する。アビーとイカボッドは現場に向かうが、そこに血の跡はなく、イカボッドは遺体の様子から、少年時代の恐怖体験を思い出す。容疑者を絞っていく中、今回の事件と歴史上の殺人事件が類似していることに気づくが…。一方、ジェニーとジョーは奪われたアヌビスのかけらを取り返そうとするが、その途中で謎の女性に邪魔をされる。

第4話 歯の妖精

ある晩、幼い少女が原因不明の昏睡状態に陥り、彼女の姉は「妹が怪物に襲われた」と証言する。姉の話によると妹を襲った怪物は"歯の妖精"らしい。この話を聞いたイカボッドは、ベッツィの姪が同様に昏睡状態になったことを思い出す。そしてその事件はポール・リビアにより解決されている。リビアの秘密を知ることが少女を救うカギとなるとイカボッドたちは考え、調査を始める。

第5話 彷徨う死体

ジェファソニアン研究所からハウ将軍の遺体がイカボッドのもとへ送られてくるはずだったが、届かず、早速アビーたちは消えた遺体の行方を追う。アビーとイカボッドはハウ将軍の墓の謎を探るため、ジェファソニアン研究所のブレナン博士とブース捜査官に協力を依頼し、将軍の骨を調べてもらうが…。一方、ジェニーとジョーはアヌビスのかけらを調べていく中で、コービンの謎の友人の存在を知る。

第6話 深紅なる淑女

裁判所で判事が変死する事件が起こる。判事は普段は穏やかな人柄であったが、なぜか死の直前に正気を失っていた。偶然、事件現場に居合わせたイカボッドはそこでハチの群れを目撃する。その後、ある主婦も同様の症状で死亡する。アビーはダニーと共に捜査へ行こうと車に乗るが、ダニーの運転が異常に荒いことに気づく。よく見るとダニーの首筋には判事たちと同じようにハチに刺された痕が…。

第7話 いにしえの戦術

アヌビスのかけらの中身に触れ、体に異変が起き始めるジェニー。アビーとイカボッドたちはジェニーを救う方法を探ろうとするが、同じ頃、ネビンズがある呪文を唱えていた。ジェニーを追ってくる怪しき者たち。アビーたちはジョーの助けを借り、ジェニーを地下のフリーメイソンの牢獄にかくまい、過去の戦術家たちの戦法を参考にしながら、何とかジェニーを追っ手から守ろうとするが…。

第8話 神との死闘

パンドラにジェニーを奪われたアビーたちは後を追いかけるが、そこでミイラのような姿をした者を目撃する。なんとそれは、パンドラが蘇らせた古代の神であった…。ジェニーを救うためには彼女の体内に取り込まれた謎の力を体から取り出さなければならない。文献によるとその力を抜き取ることができる杖があるらしい。イカボッドは、かつてポール・リビアがその杖に大きく関わっていたことを知る。

第9話 鏡の祈り

“異次元”に姿を消してしまったアビーを必死に捜し出そうとするイカボッド。様々な方法で彼女の居所をつかもうとするが、一向に見つけることができず、ひどく落胆する。そんなイカボッドの姿を見たジェニーとジョーは、別の方法でアビー捜索に乗り出す。一方FBIのレイノルズはイカボッドがアビーの失踪に関与しているとにらみ、ソフィーに彼を見張らせていた。

第10話 動き出す石像

アビーは見知らぬ洞窟のような場所で目を覚ます。外に出ても、生き物の気配がなく、空の太陽は全く動かず、空腹も眠気も感じない不思議な世界だ。元の世界へ戻るため、アビーは出口を探そうとするのだが…。一方、イカボッドはアビーが現世と別の世界の狭間にいると考え、ある儀式を行う。スリーピー・ホロウでは石像が動き出し、人を殺すという事件が発生。ソフィーが捜査に動き出す。

第11話 帰ってきた人造人間

カタコンベから戻ったアビーは元の生活になじめずにいた。彼女はFBIを辞めたつもりでいたが、レイノルズによって異常な殺人事件の現場に呼び出される。事件現場を見たアビーは、過去に自分たちが関わったあのモンスターの仕業だと気づくのだった。一方、イカボッドの元にゾーイが「貸していた本を返してほしい」訪ねてくる。それが思いもよらない事態を引き起こす…。

第12話 父との葛藤

脱走中のネビンズが警官によって発見される。しかしネビンズを逮捕した直後、警官は謎のモンスターによって殺されてしまう。その頃、ジェニーは自分たち姉妹を捨てた父親と会っていた。彼はアビーにも会いたいと言うのだが…。一方、アビーのもとにネビンズから森に来いとメールが来る。森に駆けつけたアビーに対し、ネビンズは「モンスター退治に協力する」と意外なことを言うのだった。

第13話 心の闇

アビーは元の生活に戻ったように見えたが、イカボッドはなぜか安心できずにいた。そんな中、古物研究家の遺体が発見され、アビーたちは捜査に乗り出す。被害者の体には複数の動物に襲われたような傷痕があった。どうやらニュージャージーの森に棲む伝説のモンスターの仕業のようだった。イカボッドは、このモンスターを生み出したのは、かつての師匠のライバルのリーズ博士だと睨む。

第14話 危険と救い

アビーの心を奪うシンボルについて調べるため、イカボッドは専門家に会いに行く。一方、レイノルズたちと共にFBIのサバイバル訓練のため森に出かけたアビーは醜悪なモンスターと出くわす。それは、ヴァースリンダーというオランダのモンスターだった…。ジェニーとジョーは闇市場でオークションにかけられたシュメールの品を競り落としに向かうが、その品が思いもしなかった物であったことに驚く。

第15話 神秘の力のバリアー

あるバンドのメンバーが練習中に怪死する事件が発生し、アビーとソフィーが捜査に当たっていた。練習風景の映像を解析すると、奇妙な音と共に謎の物体が映っていた。一方、アビーが取りつかれていたシンボルの謎を調査中のイカボッドの前に、突然古代の神が姿を現す。神はイカボッドを殺そうと攻撃を仕掛けるが、シンボルの力によってバリアーが発生。ふたりは倉庫に閉じ込められてしまう。