生と死にまつわる記憶の旅 第3幕 松が枝を結び
「現世と黄泉」「双生児」「断層」。ついになるモノ同士のぶつかり合いで生まれる巨大な力とうつろいゆくものへの無常観。
タイトル紹介
日本列島は多くの活断層によって形成された特異な島だ。巨大な地震が発生した東日本大震災では多くの人々が命を落とした。誰もが深い悲しみを抱き、亡くなった方々へご冥福を祈った。 「冥福を祈る」とは「死後の幸福を祈る」こと。我々日本人にとって祈りの概念は近親者やその地域に起きた重要な出来事、忘れてはならない出来事を末長く受け継ぎ、伝承していくために祈る、それが日本人の祈りだと思う。