地球でたったふたり

命をかけて守りたいものがあった―

菅原文太が内容に感動して出演を決定!それでも"生きる"ことを諦めない少女たちの懸命な姿に心打たれる・・・大切なことを思い出させてくれる感動作品!

ユイが6歳のとき、継父の連れ子アイがやってきた。父親の暴力、母親の無関心に耐え二人は中学生へと成長し、その絆は絶対的なものとなっていく。しかし、両親の離婚で引き裂かれようとする二人は家を出て、逃げるように新宿へ向かう。路上での二人きりの生活は孤独で幸せだったが、すぐに金は底をつき、アイは買春目的で声をかけてきた男の鞄を盗む。鞄には裏組織の裏帳簿が入っていた。知らずに追われるユイ、アイ。偶然出会ったチンピラの谷田に助けられ、匿われながら家族のような暮らしが始まる。しかしそんな幸せな生活もつかの間だった。裏帳簿を取り返すため躍起になっている組織の魔の手は確実に二人に忍び寄ってきていた・・・。