離島酒場

第1話 青ケ島

東京から360キロメートル。伊豆七島のさらに南に位置する人口160人ほどの断崖絶壁の島。そこで作られる焼酎“青酎”は、生産量が少ないのと流通の困難さから、幻の焼酎と呼ばれる。青ヶ島にも居酒屋があるというので森脇健児が目指す。 驚きの絶景・風土に感動しながら、たどり着いた居酒屋。青酎で乾杯し、最高の夜を過ごす。

第2話 日間賀島

愛知県三河湾に浮かぶ小さな島。県民のお手軽リゾート地として知られる。全島が漁師町で、タコとフグなどの新鮮な魚介類が有名ということで、森脇健児が訪れる。 そこでたどり着いた居酒屋。脂がのったさわらのタタキに感動する。飲んでいると島の人々が続々やってくる。ここは島の人の隠れ家的居酒屋だったのだ。

第3話 福江島

長崎県五島列島の福江島に森脇健児が上陸。漁港にいくと長崎名物の“きびなご”のセリに遭遇。離島としては、都会の島を歩く。灰を使って獲る“灰タコ漁”でイイダコをゲット! 民泊に宿泊し、昼に獲ったイイダコをから揚げにしてくれて、晩酌で出してくれる。そんなあったか～い島の人たちと会話が弾み、夜は更けていく。

第4話 八丈島

温暖で、年間平均気温17℃の“常春の島”と呼ばれる伊豆諸島の島。流刑地としての歴史を乗り越え、今や漁業や観光の島として人気の島となっている。島の居酒屋とは思えないほどクオリティが高い“梁山泊”を訪れる。素材の良さはさることながら、ひと手間加えた絶品料理に舌鼓。温かい島の人と語らいながら夜は更けていく。

第5話 大崎上島

瀬戸内海に浮かぶ人口8000人ほどの島。かつて“潮待ちの港”として栄華を誇った頃の木造建築がひしめき合う。港のすぐ前の鉄板焼き屋に入ると、大きな鉄板で焼いた地元の魚介類を豪快に食らいながら一杯。 2軒目は、女将ひとりで営む家庭的な居酒屋だが、魚料理やおでんは絶品だった。

第6話 佐久島

愛知県三河湾に浮かぶ人口200人ほどの島に上陸した森脇。海辺の食堂に入って見つけたのは“大あさり丼”。これと生ビールで、気分は最高。2軒目は、渋いご主人と年下の若女将が営む酒場。 ご主人が進める、“青いみかん×焼酎”に、若女将が釣った小アジを刺身で頂けば、森脇健児の酒が止まらなーい!

第7話 弓削島

愛媛県沖に浮かぶ人口3200人ほどの島。海沿いの魚屋さんに入り、生け簀で泳ぐ魚たちにテンションが上がる森脇。 それをさばいたカワハギのお刺身を頂いて感動。島にある塩工場では、塩作り体験をさせてもらう。自分で作った塩をかけて食べる干物に舌鼓。夜になると、瀬戸内の魚で握った絶品の寿司で乾杯!

第8話 家島

兵庫県姫路沖に浮かぶ人口3000人ほどの島。周辺は魚の宝庫で、家島の魚屋さんは、生け簀で売るのが常識。「死んだ魚は、猫でもまたぐ」と言われるほどで、新鮮な魚を食べさせてくれる。日本旅館を営みながら食事だけでも可能な“志みず”では、播州の地酒数十種類と絶品海鮮料理が出され、森脇健児は、ついつい飲みすぎる!

第9話 中通島

長崎県五島列島に浮かぶ人口2万人ほどの島。そこには、小さいながらも飲み屋街があり、夜になると賑わいを見せる。 “かっとっぽ”というハコフグの堅い体そのものを器にして、身を味噌で絡めて焼いた地元料理で一杯。五島列島の夜に森脇健児が酔いしれる。

第10話 坊勢島

姫路沖に浮かぶ全島が漁港という漁師の島。約2300人の島民の大半が漁業に従事している。漁港にある、水産加工業の母屋は、浮島になっている鮮魚卸問屋。 そこに漁を終えた漁船が横付けして、そのまま水揚げする姿に驚く森脇。寿司屋に行くと、水揚げされたばかりの生きた鯖を使った鯖しゃぶ、鯖の刺身、鯖寿司など鯖尽くしに舌鼓。

第11話 真鍋島

岡山県沖に浮かぶ人口200人ほどの島。船を降りると、人懐っこい猫たちが集まってくるのどかな島。そんな島に居酒屋が2軒もある。一軒目では、生きた魚しか使わないというこだわりを持つご主人に遭遇。出されたタコ刺しは、切られた足が動き回り、驚く森脇。二軒目は、ご主人が漁師という店。最高の酒に酔いしれる。

第12話 北木島

岡山県沖に浮かぶ人口1000人ほどの離島。良質な花崗岩の産出と加工で栄えた。そんな島に京都から移住したグルメ北木島の主人は、瀬戸内の旨い魚を最高の腕で料理する。フランス料理のテイストで味付けされた料理をワインで頂く森脇。 その後、島唯一のスナックでは、陽気なママに癒される。