ラッキー

ラッキー

  • 映画
  • 2017
  • アメリカ

「人生の終わり」にファンファーレは鳴り響かない——

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タイトル紹介

全ての者に訪れる「死」—— 90歳の気難しい現実主義者ラッキーがたどり着いた、ある答え。 神など信じずに生きてきた90歳のラッキーは、今日もひとりで住むアパートで目を覚まし、コーヒーを飲みタバコをふかす。いつものバーでブラッディ・マリアを飲み、馴染み客たちと過ごす。そんな毎日の中でふと、人生の終わりが近づいていることを思い知らされた彼は、「死」について考え始める。子供の頃怖かった暗闇、去っていったペットの亀、「エサ」として売られるコオロギ——小さな街の人々との交流の中で、ラッキーは「それ」を悟っていく。

見どころ

■偉大な俳優へのラブレター この作品の脚本は、ハリー・ディーン・スタントンのアシスタントであり古くからの友人であるローガン・ス パークスとドラゴ・スモーニャにより2015年に執筆された。作品の構想はアリゾナからロサンゼルスに向かう車の旅の途中で生まれた。友人であり師匠であるスタントンに捧げたいと、ふたりが彼から聞いた逸話をもとにアイデアを膨らませていった。俳優として活躍するジョン・キャロル・リンチは、15年来の友人だったドラゴから、当初ダイナーの店主ジョー役のオファーを受け、台本を読むことになった。この脚本を読みハリーと共演できることと、そして、「台詞のかけ合いだとか、キャラクターたち、コミュニティ感覚が気に入った。この小さな町は誰をも包み込んでくれる」とたちまちこの物語に惹かれ、リンチは参加を快諾した。その後、制作陣はハリーの友人に監督してほしいと思っていたが、その人物が多忙のため、リンチがかねてから監督をやりたいと知っていたドラゴはリンチに監督をすることを提案した。スパークスとドラゴ、そしてリンチの3人は一部を再構成して、新しい要素を書き足し、シナリオに肉付けをしていった。ある日突然、「自分はあと数週間、数か月しか生きられないかもしれない、数年、数十年なんてない」と思い知らされたラッキーというキャラクターはスタントンへの当て書きであり、ハリーの人生を参照にしている。映画の冒頭、ラッキーは行きつけのダイナーに入っていき、カウンターにいる店主のジョーに「ろくでなし(ナッシング)め」と言う。ジョーは「そっちこそ」と答え、ラッキーは「ありがとよ」と言う。これは、スタントンがロサンゼルスのアゴーレストランに行くたびに行われている、彼とそのレストランのボーイのやりとりからとられている。 ■盟友デヴィッド・リンチの参加 脚本家のローガン・スパークスは、ハリーと長い付き合いを持つデヴィッド・リンチとエド・ベグリーの参加を実現させた。彼らの役も、それぞれの当て書きである。ジョン・キャロル・リンチ監督は、この作品に入れ込みとても協力的だったデヴィッド・リンチとの撮影について、素晴らしい現場だったと述懐する。「ハリーが脚本にあるシーンのことで苦労していたときがあって、私はなぜその台詞がそこにあるのか彼に説明した。ハリーは納得していなかった。現場ではよくあることだが、俳優が同僚の俳優に説明を求めたりする。今回は、それがデヴィッド・リンチだった。ハリーがデヴィッドに向かって言った『あんたはこれ判るかね』。するとデヴィッドが言う『分かるよ、ハリー』。ハリーは言う『こりゃいったいどういう意味だい』、デヴィッドは私を見て言う『話に入ってきてくれ』。彼はハリーの方を向くと、静かな同情を湛えながら言った『私は答える立場にないんだ、ハリー』。彼の敬意、私に任せてやろうという気づかいは嬉しかったね!ハリーはそのシーンを演じ、我々は次に進んだ」。最終的にこのシーンは編集の段階でカットされ、スタントンの判断は正しかったことが証明された。その他のキャストは、リンチ監督やドラゴ・スモーニャをはじめとしたこのプロジェクトの人々を介して、数珠繋がりのように決まっていった。 ■名バイプレーヤー、初監督作への意気込み かねてから監督をしてみたいと思っていたジョン・キャロル・リンチは、語り手として映画を研究してきた。「物語を理解するのは大事だ。だが、そこでその物語をリバース・エンジニアリング的な手法で解析することも必要になる。橋を例にとろう。橋を建造するには、それを建造するための機械を創り出さなければ ならない。それを映画という表現で行うのが監督やプロデューサーだ。そのプロセスを生み出し、機材や仲間の語り部たちを集める。彼らはカメラを用い、美術を設計し、衣装を作り、肉体と魂を用いて物語を紡ぐのだ。それら選択の多くは私にとって新鮮だった。だが私の語り部としての本能は登場人物や物語に由来する。参加してくれた協力者たちもみんな同じ感覚だと気づいたよ」。スタッフやキャストの努力や個性をいかにリアルタイムで編成して素材を生み出すか、その素材を用いて撮影後に実際の映画を作っていく過程の困難さに圧倒されたが、とてもエキサイティングだったとリンチ監督は語っている。当初は監督と兼任してダイナーの店主ジョーを演じることになっていたが、監督業に集中すべきだと判断したリンチ監督は、その役をバリー・シャバカ・ヘンリーに任せることにした。「バリー以外に考える必要もなかった。この町に私たちの住む世界を投影したかった。そこでは我々みんなが肩を寄せ合って生きている。私にとって重要だったのは、あらゆる色合いの役者たちを劇中で際立たせることだ」。 ■トータル18日間、ハリー・ディーン・スタントンを気遣う撮影 スタントンが高齢のため、この企画はすべてがスピーディーに運ぶように気を配られた。撮影はロサンゼルスに住むスタントンを気遣い、ロサンゼルス北部にある荒野で行われた。その後、終盤の1日をアリゾナ州ケーブ・クリークで撮影し、荒野のショットや巨大サボテン弁慶柱を映像に収めた 。トータル18日の撮影だった。週5日の撮影で、なるべく週数が少なくなるようスケジュールを組み、ハリ ー・ディーンのエネルギーを温存するよう心がけた。荒野を歩くシークエンスの繰り返しで、スタントンは38度の炎天下を5キロ歩き、「持てるものすべてを我々にくれた」とリンチ監督を驚嘆させた。

映像一覧

キャスト

ラッキー
ハリー・ディーン・スタントン
ハワード
デヴィッド・リンチ
ボビー・ローレンス
ロン・リビングストン
ニードラー医師
エド・ベグリー・Jr
フレッド
トム・スケリット
エレイン
ベス・グラント
ジョー
バリー・シャバカ・ヘンリー
ポーリー
ジェームズ・ダーレン
ロレッタ
イヴォンヌ・ハフ・リー

スタッフ

監督
ジョン・キャロル・リンチ
脚本
ローガン・スパークス、ドラゴ・スモーニャ

タイトル情報

ジャンル
映画洋画
作品タイプ
社会派・ヒューマン
コメディ
製作年
製作国
アメリカ
再生対応画質
高画質
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