真木栗ノ穴
あの場所を過ぎると懐かしくて恐いところでした
タイトル紹介
あの場所は夢とうつつの境界でした。 あそこを過ぎると、もう迷宮です。 緑と水に濡れた切通しを誰かが歩いている。いま、何かが起ころうとしているかのように・・・。
見どころ
監督は新鋭・深川栄洋。ぴあフィルムフェスティバル2001~02、2年連続入選を果たし、その後、数々の商業映画を手がけている。中でも、大きな話題となったのが2005年の『狼少女』である。少女の少年の心の交流を「昭和ノスタルジー」の空気に凝縮させロングランヒットとなり、多くの深川フリークを生んだ。 そして、深川監督独自の世界をより深化させ、江戸川乱歩や夢野久作、京極夏彦にも通じる、魔可不思議な世界に挑んだのが『真木栗ノ穴』である。本作は『狼少女』に続き、東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に出品され、二作品連続選出という快挙を成し遂げた。 若干32歳とは思えない卓抜した演出は、本作でより洗練を極め、「深川作品なら是非参加したい」という日本映画を代表する俳優・スタッフ陣が結集し、新鋭らしい鮮烈さと、往年の日本映画の名作を彷彿とさせる情感溢れる全く新しい作品を誕生させた。 本作は、四谷ラウンド文学賞を受賞した女流作家・山本亜紀子による異色の小説「穴」が原作となっている。その独特の小説世界を、さらにサスペンスに満ちた、妖しい映像に焼き付けた手腕は国際的にも評価され、イタリア・ウディネ・ファー・イースト映画祭では「江戸川乱歩の仕事を彷彿とさせる。願いことが現実になるかもしれない不思議な時間のない場所に存在する映画だ」と高く評価された。 私たちが生きている平穏な日常とその影に脈々とうごめく幻想の世界。平凡な営みに入る亀裂。白日夢のような夢とうつつの先の、誰も見たことのない妖しい世界へ『真木栗ノ穴』は誘う。
あらすじ
あの場所を過ぎると 懐かしくて恐いところでした ひとりの男が小説を書いている。名前は真木栗勉(ルビ:まきぐり べん)。売れない小説家だ。古い木造アパートで小説を書いている。 そんな彼に、官能小説の依頼が舞い込むが、書けるはずもなく時間だけが過ぎていく。そんな時、部屋の壁に小さな「穴」を見つける。そして穴の発見にあわせるように、白い日傘をさした女が引っ越して来た。これが、夢とも現実ともつかない幻想の始まりとなった。 真木栗は、その穴からのぞき見たことを小説に書き始め、知らないうちに女の虜になっていくのだった・・・。
映像一覧
Yahoo!映画 作品ユーザーレビュー
キャスト
- 真木栗勉
- 西島秀俊
- 水野佐緒里
- 粟田麗
- 浅香成美
- 木下あゆ美
- 沖本シズエ
- キムラ緑子
- 佐々木譲二
- 北村有起哉
- 細見貢
- 尾上寛之
- 水野貞男
- 田中哲司
- 飯田時子
- 松金よね子
- 森本飽夫
- 利重 剛
- 大橋てつじ
- 永田耕一
- 小林且弥
- 谷津 勲
スタッフ
- 原作
- 山本亜紀子
- 撮影監督
- 髙間賢治
- 監督・脚本
- 深川栄洋
- 照明
- 上保正道
- 録音
- 塩浜雅之
- 音楽
- 平井真美子、采原史明
- 美術
- 鈴木伸二郎
- 編集
- 岩谷和行、宮武由衣
- 助監督
- 桑原昌英
- 特殊メイク
- 梅沢壮一
- 効果音
- 植松俊太
- 装飾
- 山下順弘
- 衣装・メイク
- 岩橋奈都子
- キャスティング
- 岩淵 規
- スチール
- 鈴木さゆり
- メイキング
- 谷口英之(株式会社タンバリンピクチャーズ)
- 音楽プロデューサー・作曲・編曲
- Face 2 fAKE、Achilles Damigos、Oh!Be 大羽義光
- 作詞
- マシコタツロウ
- 主題歌
- 椿 TSUBAKI
- 製作
- 江口 誠
- エグゼクティブプロデューサー
- 今村悦朗
- 企画・プロデューサー
- 倉谷宣緒
- プロデューサー
- 丸目博則、岩淵 規
- 企画・制作
- 株式会社ベンテンエンタテインメント
- 制作プロダクション
- べんてんムービー
- 制作協力
- 株式会社メディアンド
- 製作
- 株式会社ネオ 、株式会社ライツマネジメント
タイトル情報
- ジャンル
- 映画・邦画
- 作品タイプ
- 社会派・ヒューマン
- 製作年
- 製作国
- 日本
- 再生対応画質
- 高画質
- 標準画質
- 再生デバイス
- パソコン
- スマートフォン
- タブレット
- AndroidTV
- FireTV
- サービス提供
- 株式会社ビデオマーケット