パズル

Piece1

今村(山本裕典)は好意を寄せる桜葉女学院の生徒、ゆうこ(岩田さゆり)から、親戚の旧家・青柳家に伝わる家宝を、先代が残した謎の暗号を読み解いて探り当ててほしいと頼まれる。しかも長男の龍太郎(西郷輝彦)、次男の龍二郎(神保悟志)、長女の時恵(荻野目慶子)も家宝を見つけようと躍起になっているという。頭脳明晰が自慢の今村は、いいところを見せようとゆうこの頼みを承諾。神崎(木村了)と塚本(永山絢斗)を誘って宝探しに乗り出す。 しかし、その情報は儲け話に人一倍鼻が利く鮎川(石原さとみ)に漏洩。結局、鮎川も加わり4人での財宝探しツアーが始まる。

Piece2

百年に一度、落武者のたたりで人が死ぬという村がある。その日が近づきパニックとなる村人のために、村の神主は賞金を出して人を集め、たたりの謎解きをさせようとする。ところが、集まったのは欲に目がくらんだ者ばかり。その中にはもちろん、鮎川(石原さとみ)の姿も…。ゆうこ(岩田さゆり)にほだされ謎解きに参加しようという今村(山本裕典)たちの動向を、鋭い嗅覚でかぎつけたのだ。

Piece3

日本一の探偵を探せ!――ミステリー好きの酔狂な金持ちが、豪華賞品をそろえて推理クイズ大会を開催するという。情報を仕入れたゆうこ(岩田さゆり)は、今村(山本裕典)、神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)の3人組を誘って大会に出場しようと画策するが、そんな儲け話を鮎川(石原さとみ)が嗅ぎ付けないわけがなく、予選会場についてみると、今村らはしっかり鮎川チームに編成されていた…。

Piece4

近辨高校の映画研究会が全国高校生フィルムフェスティバルでグランプリを受賞し、その作品を10万円で買い取りたいという男が現れる。張(斎藤洋介)と名乗るその男はアジア映画のバイヤーで、受賞作を海外に売り込みたいのだという。たかだか高校生の作品に高額の買い値を付けるとは…。興味を持った鮎川(石原さとみ)は仲介人として直接交渉に臨み、生徒の作品への思いを代弁するふりして大胆かつ強欲に100万円を要求。せっかくの話がパーになると生徒たちは冷や汗を流すが、意外にも張は鮎川の要求額を受け入れ、早急に100万円をそろえると回答する。

Piece5

資産家の跡取り息子との合コンパーティーなるものに参加した鮎川(石原さとみ)は、純真な女性になりすまし、見事に一人の男性からのプロポーズと謎の暗号を受け取る。男性の名は権藤(笹野高史)、見た目60歳。話を聞いた今村(山本裕典)らは、鮎川の意外な渋好みに面食らうが、これにはもちろん裏があった。 正一郎は徳川家臣の末裔で、膨大な埋蔵金を有する旧家の嫡男。しかしながら、そのありかを示す暗号には半分の情報しか与えられておらず、あとの半分は自分が結婚してはじめて明かされるのだという。

Piece6

「ひざは二つでニー=knee」…。相変わらずふざけた英語の授業が続く鮎川(石原さとみ)のクラス。今村(山本裕典)らは抵抗を試みるが、桜葉女学院の生徒にうつつを抜かす不届きさを指摘され、結局沈黙してしまう。 そんな矢先、今村はその女生徒、ゆうこ(岩田さゆり)から、ある誘いを受ける。泊りがけで招待されたリゾート・アイランドのオープニング・セレモニーに、一緒に参加してほしいというのだ。二人の関係を進展させたい今村は、健康な男子高生ならではのよこしまな思いを抱きつつ快諾。神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)と一緒に、ロマンティックな夜を求めて参加することにする。

Piece7

ある落語家の一門に、財宝のありかを示す暗号が隠された落語があるという。代々秘密裏に伝えられてきたその落語が公開されると聞き、鮎川(石原さとみ)は懲りもせず今村(山本裕典)、神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)の3人を従えて、落語会が開かれる今昔亭の屋敷へと乗り込んでいく。 今昔亭一門の一之助(清水?治)、二之助(でんでん)、四之助(中西良太)や落語記者、後援会長らが顔をそろえるなか、一同の前に歩み出た三之助(風間杜夫)は、今は亡き師匠から自分だけに伝えられたこの落語には、心ない者が容易に財宝に近づかないよう、聞くと必ず死ぬという呪いがかけられていることを告げる。

Piece8

今村(山本裕典)、神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)の3人はある日、暴漢に襲われそうになっていた椿(中山忍)を得意の武術で助ける。「和歌様探偵シリーズ」で人気のミステリー作家、墨田(西田健)の秘書を務める椿は、3人を最新作の完成祝賀パーティーに招待。美人秘書とお近づきになれ顔も緩みがちな3人とは対照的に、パーティーに用意された豪華賞品に興味をひかれた鮎川(石原さとみ)は、虎視眈々と目を輝かせ会場に乗り込んでいく。

Piece9

勝者には山ひとつを与えるという宝探しラリーを聞き付け、鮎川(石原さとみ)と今村(山本裕典)、神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)は一路、鬼喰村へ。 宝探しラリーは20年に一度行われる祭りを利用した村おこし企画で、古くから伝わる数え歌をヒントに隠されたお宝を早く見つけ出すというもの。2番ある数え歌のうち、参加者にはまず1番の歌が示される。相も変わらず正攻法で謎解きに挑む今村たちをしり目に、とっとと解読を済ませた鮎川は、一つ目の宝を見つけだし、2番の歌詞も手に入れる。

Final Piece

室町時代の海賊の末裔、島袋(大和田伸也)が、先祖が隠した財宝が眠るという無人島で宝探しツアーを開催する。島袋は、古文書をもとに財宝を探してみたものの、一人では見つけ出せなかったため、財宝の1割を渡すことを条件に、頭脳明晰な者に宝探しを競わせようと考えたのだった。集まったのは、トレジャーハンターのエリカ(佐田真由美)、冒険家の江田島(橋本さとし)、考古学者の丹羽(中村育二)、財宝マニアの石堂(徳井優)、ニューヨーク市警のニコラス刑事、ゆうこ(岩田さゆり)ら女子高生3人組、そして鮎川(石原さとみ)と今村(山本裕典)、神崎(木村了)、塚本(永山絢斗)たち。一同はさっそく、古地図と暗号のコピーを手に宝探しを開始する。