ザ・チーム　ヨーロッパ大捜査線

第1話 チームの集結

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デンマーク南部マーシュファームにあるペンションで、7人の射殺体が発見される。デンマーク警察の捜査責任者ネリーは、現場からシリアのテロ組織・カリフ連合CUで使用されるコインを見つけ、この事件がただ事でないことを察知する。ドイツ人のボブが経営するペンションが、難民の密出国の斡旋をしていたこと、犠牲者の中にベルギー情報機関への内通者マルワがいたことを重く見た欧州刑事警察機構ユーロポールは、3ヵ国からなる合同捜査チームを要請。ネリーの元に、ドイツ警察のグレゴール、とベルギー情報機関のポーラが集結する。

第2話 唯一の生存者

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合同捜査チームは、重要参考人のボブを殺し逃走中の犯人が乗っていた赤い車の手がかりと、事件現場の監視カメラに映る女性を追っていた。その女性こそ、唯一の生存者でシリア人のマルーだった。彼女は偶然出会った女性ヘレに匿ってもらうことに。しかし、シリアの至宝“イシュタルの庭”の装飾板フリーズの1つを紛失していることに気付き、激しく動揺する。一方、捜査チームはマルワの妹サファの行方を捜索中、水没していた事件現場の地下室で彼女の遺体を発見する。

第3話 カリフ連合

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紛失したフリーズを探すため、真夜中に一人で事件現場へ向かったマルーは、不審者扱いを受け警察に追われてしまう。一方、サファが残した証拠からCUの関与を疑うポーラは、監視衛星の映像からシリアにいるサファの恋人カリムの居場所を突き止める。大きな荷物とともに車に乗り込むカリムの映像から、ベルギーで行われるサファたちの葬儀に、彼が国境を超えて出没する可能性が高いと捜査チームは監視を強化するのだが…。

第4話 狙われる至宝

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ヘレの知人モルテンに襲われ瀕死の重傷を負ったマルーは、警察に保護される。デンマーク警察のネリーは、マーシュファーム殺人事件の容疑者としてモルテンを逮捕するも、事件とは無関係だったことが判明し、捜査は振り出しに戻ってしまう。並行して、マルーが失くしたフリーズは警察から国際博物館会議ICOMへと引き渡された。だがその輸送中、職員が乗った車が、護衛ごと行方不明になる事態が発生してしまう。

第5話 狭まる包囲網

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入院中のマルーを狙った刺客を追うポーラ。間一髪で逃げられたものの、その顔をはっきりと確認できた彼女は、過去の監視映像を見返し、サイードという男を断定。その後、行方不明だったICOM職員の護衛が乗っていたバイクが発見された現場近くから、シリアへ頻繁に電話が発信されていることを突き止めたポーラ。携帯電話の信号を探知し、犯人の潜伏先を特定、ネリーたちが身柄確保に向かう。

第6話 姿を消すテロ組織

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サイードの策略にハマり、別人を逮捕してしまった合同捜査チームのメンバーは苛立ちを隠せないでいた。一方、“イシュタルの庭”の最後のフリーズを狙うサイードは、マルーの母マリアムに接近していた。監視カメラ映像から、この二人が行動をともにしていることを知ったネリーは、マーシュファーム殺人事件の容疑者として、サイードの顔写真を公開した。そんな折、カリムらが潜伏する隠れ家に、CUの隊長が出現。監視していた捜査現場の緊張が一気に高まる。

第7話 4枚のフリーズ

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隠れ家を突き止めたサイードによって、再び襲撃されたマルー。間一髪で逃げることはできたが、護衛していたグレゴールの同僚が犠牲に。悲しみと怒りを隠せないグレゴールは、サイードを密入国させた罪で逮捕していたトラック運転手に激しい尋問を行い、情報を引き出すことに成功する。サイードの身元が特定でき、サファが遺した文書の解読が進み、事件の背後にオーストリアの美術商ティボスの名が浮上する。

第8話 襲撃

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逃亡していたマルーは、フリーズを取り戻すためヘレの家へ。しかしヘレは、ティボスの配下につく男に襲われてしまっていた。その後、再び警察に保護されたマルーは、ネリーたちにサイードとの関係性を語り始めた。そんな中、シリア政府の要請を受けたデンマーク政府は、マルーの身柄と“イシュタルの庭”を引き渡すことを決定。不服としながらも命令に従うネリーだったが、グレゴールは独断でマルーを連れ出してしまう。