スパイ～愛を守るもの～

#1 平凡じゃない恋人

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国家情報院の諜報員ソヌは中国で作戦を遂行中に事故に遭い、負傷する。だが、家族にも仕事のことを隠しているソヌは、心配する母のヘリムに、ただの交通事故だと誤魔化す。そんな中、ソヌは恋人のユンジンを家に招くが、ヘリムは彼女に不自然な印象を抱く。対北情報分析班に異動となったソヌは、自首してきた北の工作員と接触し…。

#2 ケロイドの男

ヘリムの元に突然、北のスパイ、ギチョルが現れる。かつてヘリムは北の工作員で、上官だったギチョルを騙し、南へ渡ってきた過去があった。ギチョルの脅しで任務を強要され、動揺するヘリム。一方、ソヌは自首してきた北の工作員、スヨンの証言から、対南工作員の粛清を主導する男が、中国での作戦で同僚を殺した男と知り…。

#3 息子はスパイ

ギチョルはヘリムにソヌを抱き込むよう要求する。ソヌが国家情報院の諜報員と知り、驚くヘリム。ソヌはスヨンの尋問が中止となったと知り、分析班の先輩ヒョンテを訪ねる。対南工作員粛清の裏にいる男を捕まえたいソヌはヒョンテに協力を仰ぐが、冷たく拒まれる。家族のために逃亡を考えるヘリムの前に再びギチョルが現れ…。

#4 危険な仕事

ヘリムはギチョルに、ソヌの代わりに自分とウソクがスパイをすると話す。そんなヘリムにギチョルは、ソヌの行動を監視して報告するよう命じる。ソヌは北の工作員粛清の目的を探るため、スヨンに二重スパイをさせる作戦をチーフのジュンヒョクに提案する。ヘリムとウソクはソヌを尾行するが、ソヌが向かったのはユンジンの家で…。

#5 約束を果たしに

スヨンが殺され、作戦を失敗したソヌは姿を消してしまう。ソヌの作戦を知らせなかったヘリムにギチョルは怒るが、ヘリムの命懸けの嘆願を聞き、もう一度機会を与える。だが、ソヌの上司の携帯にハッキングソフトを仕込むという任務にヘリムは悩む。ユンジンの部屋で気を落ち着けたソヌは、スヨンとの約束を果たすことを決意し…。

#6 ヘリムの疑い

ユンジンに不審を抱くヘリムは彼女の部屋に忍び込み、盗聴器がないか調べるが、見つからない。ソヌの父ウソクが暗号解析の専門家であることを知ったジュンヒョクは、作戦に失敗したソヌを再び受け入れ、ある目的のためウソクへの接近を試みる。ヘリムはソヌにユンジンとしばらく連絡を絶つよう話すが、そんな母にソヌは失望し…。

#7 結ばれないふたり

ヘリムに工作員であることがばれ、動揺するユンジン。ソヌに対する気持ちは本気だと訴えるが、ヘリムは、任務から手を引き、姿を消せと突き放す。ユンジンは身を切る思いでソヌとの連絡を絶ち、逃走を試みる。一方、ヘリムとウソクはギチョルの命で、ジュンヒョクの携帯にハッキングソフトを仕掛けるべく彼を自宅に招くが…。

#8 それぞれの思惑

ギチョルを捕まえようと捜査に没頭するソヌは、関連資料でヘリムに似た北の党員の姿を目にし、気に掛かる。ウソクとヘリムはジュンヒョクを招く準備を進め、ジュンヒョクもヒョンテを誘って、ある作戦を準備する。そして、ソヌの家にはジュンヒョクら分析班のメンバーが集まる。さらに、ギチョルの指示でユンジンもやってくるが…。

#9 母への疑い

ソヌは偶然ヘリムがギチョルと話しているところを見かけ、目を疑う。ギチョルの関連資料から北の党員姿の母、さらに先日の爆弾テロの容疑者の姿と母の姿が合致することを確認し、ショックを受けるソヌ。一方、ギチョルのもとには新たな対南工作責任者デシクがやってくる。座を奪われたギチョルは作戦中止を余儀なくされ…。

#10 究極の選択

ソヌはギチョルに会いに行き、工作員だったヘリムがソヌを生むため祖国を捨てたことを知る。北の工作員になれば母の秘密は公開しないと脅され、家族か国か、2者選択を迫られるソヌ。どうすべきか分からず行き場を失ったソヌはユンジンを訪ね、そんなソヌをユンジンは黙って抱きしめる。そんな中、ユンジンはデシクから新たな任務を受け…。

#11 愛を守るため

ソヌはギチョルに会い、北に服従する代わり家族の安全を約束するよう条件を出す。そんなソヌに、脱北した監督官が持ち出し今はジュンヒョクの手元にあるハードディスクを奪うよう命じるギチョル。家に戻ったソヌはヘリムに今回の任務から手を引くよう話し、これまで黙っていたことに怒りをぶつける。傷ついたソヌはユンジンに会いに行くが…。

#12 ユンジンの正体

対南工作責任者のテシクに拘束されたユンジンを助け出すため、ハードディスクをジュンヒョクから奪い、デシクに渡すソヌ。だが、そんなソヌにユンジンは自分の正体を明かし、冷たく突き放す。ユンジンの言葉に呆然となるソヌに、ユンジンはヘリムの居場所を伝えるのだった。一方、ギチョルはヘリムにある提案を持ちかける。

#13 ハードディスクをめぐる駆け引き

ソヌはユンジンを使い、ギチョルの居場所を突き止める。だが、ヘリムを人質に取られ、手を出せないソヌ。そんなソヌにギチョルは、暗号が解読できればヘリムを釈放すると約束し、ハードディスクを渡して立ち去る。国情院に追われるソヌはヨンソの危険を察し、捜しに行く。そんなソヌを見てユンジンは借りを返したいと協力を申し出る。

#14 敵か、味方か

ソヌはジュンヒョクの前に現れ、ハードディスクを渡す代わり、ヘリム救出の協力と家族の安全を保証するよう取引を持ちかける。一方、国情院に追い込まれたウソクは一緒にいたユンジンにハードディスクを託し、ヨンソとともに国情院の監視下に。ウソクとヨンソが消え、案じるソヌの前に、ハードディスクを持ったユンジンが現れ…。

#15 私にできること

ハードディスクを巡るソヌとジュンヒョクの取引の現場に現れるギチョル。それはギチョルをおびき寄せるためのソヌの作戦だった。ギチョルはソヌに、ハードディスクを渡さなければヘリムを殺すと脅迫する。ヘリムを守るためソヌはハードディスクを渡すが、ギチョルに撃たれてしまう。ソヌを案じつつも、一度は立ち去るユンジンだが…。