ワンダービートスクランブル

第1話 行け体内宇宙へ!

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西暦2121年、謎の移動小惑星を追っていた宇宙生命探査船がスギタ隊長もろとも消息を絶った。 息子のススムは、父の友人ドクター・ミヤにスカウトされて体内医療救急隊、ホワイト・ペガサスの一員となり、人体内の調査のためにミクロ化されて出動艇に乗り込む。 「ワンダービート号」発進!!

第2話 謎のスペースシップ!

ススムは友人のケンイチの眼球内で未知の生物に襲われ、エンザーミサイルを発射して無事帰還する。 数日後、体勢を整えて再び水晶体に潜入するが、謎の宇宙船はメドロモンスターを操ってススムを攻撃する。ススムの薄れる意識の中で、行方不明の父が持っていたオルゴールの音が聞こえてくるが、宇宙船はすでに消えていた。

第3話 幻のオルゴール

ドクター・ミヤは謎の異星人を「ヒュー」と名づけた。科学省のスペンサー博士は、移動小惑星X23こそ「ヒュー」の星ではないかと推定した。 ワンダービート隊の基地フェニックスタワーを後にしたスペンサー博士の車中で長官の孫娘メアリーが突然倒れた。「ヒュー」がメアリーの声帯に侵入したのだ!出動したホワイト・ペガサス隊に、ヒューシップが放つ謎の快音波が響く。

第4話 10人目のナイン

異星人ヒューの発した快音波は、宇宙で行方不明になったススムの父、生物学者スギタ博士が持っていたオルゴールと同じものであった。 思い悩むススムは、ある日一人の野球少年と出会ったが、その少年の血管に、ヒューが侵入した。メドロモンスターを使って、血液の流れをせき止めたのだ。急げ!ワンダービート号!

第5話 海からの呼び声!

ススムはドクター・ミヤの姪、マユミと海に出かけ、潜って溺れかけた所を海洋生物学者のスコットに助けられる。 異性人ヒューはダイビングで鍛えた彼の体内にも潜入し、ススムは命の恩人を救うため緊急出動する。ワンダービート号は呼吸の嵐をかいくぐり、スコットの肺の浄化に成功することはできるのか!?

第6話 うばわれたメロディー

ススムは天才バイオリニスト、ササキ・ユリヤと知り合った。彼女は何の為にバイオリンを弾くのか悩んでいた。ススムには彼女の気持ちが良く分かった。 ススムのために演奏していたユリヤが突然バイオリンを落とした。ユリヤの耳にヒューが潜入したのだ。「君から音楽を奪う悪魔は僕が絶対やっつける!」ススムはユリヤを励ますが・・・。

第7話 ライバルが泣いた

ヒューたちの秘密基地は「なぎさシティ」の近くの海中にあり、ビジュール大王は生命元素探索を強固に指令する。 ススムは棒高跳び代表選手権大会に出場して、ライバルのヨシムラに負ける。しかし、そんなライバルのヨシムラが練習中に突然涙が止まらなくなる。ヒューがヨシムラの涙腺に侵入した!

第8話 あこがれの上級生

朝の光の中を駆けてくる少女。ススムの憧れの的、新体操部のエース、コウハタ・レイカ。彼女と話ができただけで、ススムは舞い上がってしまうのだ。 練習中のミスに、容赦なくコーチの罵声が飛ぶ。再びボールを落としてしまうレイカ。しかし、今度はミスでも、コーチのせいではなく・・・彼女の体に恐怖のモンスターが・・・。

第9話 星物語り・小さな天文台

ホバーバイクを飛ばし、マユミを連れ去った男の車を追うススム。車を制止し飛び出す男につかみかかるが、誘拐とはススムの早とちりで、彼はマユミが憧れる詩人でアマチュア天文家のホシノであった。 「夜空に輝く星たちを昔の人と同じ心で眺めてみることも必要ではないか」と言うホシノが急に倒れた。心臓にヒューが侵入したのだ。

第10話 ロボット初恋修業

データ集積ロボット・ビオが自分にも恋愛が分かると言い出す。ススムにからかわれて怒るビオだが・・。 そんな時ビオがひとりの可愛い少女、アヤと出会い、不思議な感情を覚える。そんなアヤの歯にヒューが侵入した!「ボクノテデヤッツケテヤル!」一人飛び出すビオにモンスターが迫る!

第11話 パパは裏切り者じゃない!!

ヒューシップが発した信号音を電波解析したところ、なんと、ススムが父に贈ったオルゴールと同じメロディーであった! 惑星X23の攻撃命令を拒否したスギタ博士は裏切り者か?リンダという少女の胃の中に緊急出動したススムは彼女の胃液に溶かされる前にモンスターを倒して脱出できるのか!?

第12話 異星人!その名はビジュール!!

信号音が解読できれば行方不明の父の謎が解けるかもしれない。ススムの望みが叶って、ヒューのメロディーを言語分析機から音声に変換して「生命元素」の言葉を得る。ワンダービート号にも電波通信機が設置されたところ、ヒュー反応はリンパ筋に表れた。 ススムたちは、固められたリンパ液の中でヒューに交信し、聞きだしたのは「ビジュール星」。ヒューの正体に迫る!

第13話 潜入!ビジュール・シップへ!!

「あの船は宇宙の闇に消えた」それがスギタ博士の行方を示すビジュールの言葉だった。落ち込んだ時に、いつもススムを励ましてくれたマユミが頭痛で倒れた。 危険な大脳の中での闘いは脳波を刺激して、マユミはうわ言で新ワンダービート号の秘密を!秘密を知ったビジュールシップがワープアウトの直前に、ススムのインテライドが突入する!!

第14話 ビジュール星人の秘密

ビジュールの海底基地にたった一人で潜入したススムは、バグー将軍に捕らえられる。危ういところを、生命元素の存在を確かめようとするビジュラ姫に助けられ、絶滅の危機に瀕しているビジュール星の話を聞かされる。 一方マユミに再びビジュール反応が表れ、ホワイトペガサスは緊急修理をしたワンダービート号で出動!ススムはビジュールの海底基地から無事脱出できるのか!?

第15話 急げ!新・ワンダービート号!!

ビジュール星人達の中でも大王からの命令をめぐって意見が対立し、ビジュラ姫は再び捕らえられたススムを逃す。 ススムを迎えたホワイト・ペガサスの危機を救ったのは、急遽完成した新ワンダービート号だった。古いワンダービート号をマユミの体内に残さないために、ススムは涙をのんで破壊のスイッチを押す・・・。