テツワン探偵ロボタック

第1話 犬も歩けば迷探偵

小さなビルの2階にあるシャードック探偵社のドアが突然開いた。「目が回るバウー」言葉とともに倒れ込んできたのはイヌ型ロボットのロボタック。「お腹すいたバウー(気を失う)」猛然と杉社長の二日ぶりの食事を食べてしまう。お金を払う代わりにロボタックはシャードック探偵社で働くことになった。

第2話 助けた亀の恩返し

シャードック社で探偵として働くことになったロボタックは、すぐにカケルと友達になった。世界中を旅するカケルの両親はカケルの世話を杉に頼んでいるのだ。そこへカケルの友達コータ、シゲル、ミサキがやって来た。彼らはカケルとともに4人で、「夢ガ丘少年探偵団」(略称YST)を結成する仲間だ。

第3話 迷走!!巨大すごろく

前回のレースに勝利したカメロック。そのナゾナゾコンパスに記されていたのは…ロボタックとカケルもさっぱり分からない。ともかく、一番上のマークに似た形の時計を捜しに街へ出た。時計屋で、ああでもないこうでもないと言い合っていると、店の表から罵声が聞こえる。

第4話 進め!少年探偵団

今度のナゾナゾコンパスは…何と「白紙」だった。意味が分からず、頭を悩ますロボタックたち。一方、それを事務所から覗き見していたダークローたちも同様に頭をひねっている。と、そこへ客がやって来た。「石楠花八郎…夢ガ丘小学校教頭…」等等のデータが画面に現れる。

第5話 怪盗チェリー現る!!

夜中、とあるお寺の境内。警官隊が何重にも警備をしている。寺の本堂では、唐松と杉が時計を気にしている。「もうすぐ、予告時間か…」やがて時計の針が12時を指す。「!?」現れた怪盗チェリー。手には黄金の仏像。「怪盗チェリーが現れた。出会えー!」唐松の号令で警官たちが一斉に集まるが、余裕を見せるチェリー。

第6話 行方不明の初恋探し

夢ガ丘小学校の下駄箱付近。一人の男の子が数人の女の子を引き連れて下校中。「榎君、転校しても私のこと、忘れないでね!」「私も忘れないでね!」どうやら、榎というその男子は今日で転校するらしい。で、別れを惜しむ女の子が後をついて離れないのだ。そして、そんな光景をこっそり見守るミサキの姿があった…

第7話 笛に呼ばれて犬忙しい

今回のナゾナゾコンパス。「笛吹けど踊らず-笛吹けど鳴らず」。YSTの面々が頭をひねる。一方ロボタックはぐうぐう高いびき。杉はロボタックを蹴っ飛ばして起こす。「いくら言っても動かない、こういう奴のことを言うんだ!おい、ロボタック、仕事だろ!」「そうだったバウ!」杉とロボタックは事務所を出て行った。

第8話 犬の一念岩をも砕く

今回のナゾナゾコンパスは＜××××☆××××＞。 前回初勝利に気を良くしたカバドスがつい皆に披露してしまったので、全員横一線のスタートである。だが、シャードック社では…ロボタックがダレていた。「もう謎は解けているバウ」というロボタックだが、一向に動こうとしない。

第9話 因縁対決カラスVS亀

ロボタックの持つナゾナゾコンパスに書かれていたのは、「カラスとカメ、どっちが上か? その理由と合わせて答えよ」というもの。それを盗み見たダークローは、カメロックに敵意を燃やす。「そうか! カラスとは俺のこと。そしてカメとはカメロックのことだっちゅうに」シャードック社ではやはりカメロックが燃えていた。

第10話 おじさん探偵ド根性

シャードック社では、カケルが落ち込んでいる。両親から貰った誕生日のプレゼントを、杉が酔ったはずみで壊してしまったのだ。ふと杉はひらめく。失ったカケル達の信用を取り戻すためには、怪盗チェリーを自分の手で捕まえればいいんだ、と。

第11話 不死身の男はハゲ頭?

ロボタックは「パワーアーム」の使い方を研究している。パワーアームは先端部のパーツを交換することで様々な機能を持つのだ。その頃、シャードック社ではミサキがナゾナゾコンパスの答えに気付いた。その内容は『不死身の男の頭を3回なでろ』。「不死身の男」は「死なない」→「怪我しない」→「毛がない」。つまり…。

第12話 正義のはぐれカラス

今回のナゾナゾコンパスは「夢ガ丘ストアーで、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモ、牛肉、カレールーを買って、かけろ。呪文は、ああ美味しい」というもの。とりあえず、指定された材料を買ってきて、カレーを作ってみた。そしてカケルがカレーをご飯にかけて、一口食べて「ああ美味しい」と言ってみる。だが、何も起こらない。

第13話 山茶花さんの最悪の日

杉が珍しく仕事に成功して収入を得た。そして豪華にランチを食べに行くと、そこにラーメンをすする貧乏くさい男がいた。山茶花さんである。杉は焼き肉や餃子を注文し、わざと山茶花さんに見せびらかすように思いっきり食べた。気分を害した山茶花さんは、お勘定して店を出ようとするが財布を忘れてきてしまっていた。

第14話 恋する餃子の涙

公園でロボタックとカメロックはナゾナゾコンパスを拾った。「ダークローたちが落としたバウ! ラッキーバウ!」早速ナゾに取り組むロボタックたち。だが、それを物陰からこっそり見ているダークローとカバドス。「計画通りだっちゅーに」YSTも公園に来た。だが、ロボタックとカメロックが変だ。

第15話 ライバルは天才探偵

今度のナゾナゾコンパスは巨大なクロスワードパズル。シャードック社では、ロボタックたちが一生懸命取り組んでいる。だが、終わりは全然見えない。そんな時、ダークローたちが殴り込んできた。「客返せー!!」GP社ではここ一週間、客が一人も来てないのだ。ところが、シャードック社も状況は同じ。杉も頭を抱えていた。