ザ・ドクター

Karte1 激突!生命を賭けた男の対決

麻生一真(堤真一)は、石垣島で診療所を開業している先輩・高柳(村上弘明)を手伝い、島に住む人々と平穏な毎日を送っていた。ある日、海の事故による急患が診療所へ運び込まれた。偶然事故現場に居合わせた看護師・晴香(葉月里緒菜)とともに、オペが始まった。しかしなぜか一真は患者にメスを入れられない。そんな事故騒ぎもつかの間、父が倒れたとの知らせを受け一真は急きょ東京に向かうが・・・。

Karte2 生命よりフルートなんかが大事!?

山川記念病院での新生活も幾日かが過ぎ、一真(堤真一)と晴香(葉月里緒菜)は忙しい毎日を過ごしていた。だが早速、一真の診察態度を問題視する意見が院内に出始める。同じ内科の友里子(永井美奈子)が何人もの患者の診察を短時間でこなすのに対して、一真の診察は比べ物にならない程ゆっくり。1人の患者からじっくりと話を聞く診察スタイルは大病院の合理性にそぐわないと、もめごとになってしまった。そんなある日、一真のもとへ柏木瞳子(梅宮万紗子)という患者がやって来た。プロのフルート奏者だという彼女の肺には悪性の腫瘍があり・・・。

Karte3 何、倉田先生が自殺!?

当直の透(河相我聞)と友里子(永井美奈子)のもとに急患が運び込まれた。患者は若年性糖尿病で、肺炎を併発していて非常に危険な状態である。至急ICUに移され、一真(堤真一)の治療を受けることになった。だが、なぜか外科志望である透がその患者の治療に立ち会うことを申し出る。その後も、若年性糖尿病の患者の面倒を見るようになってからどこか様子のおかしい透。異変を感じた一真が急いで透の部屋に向かうと、睡眠薬の空き瓶と共に意識を失った透が倒れていた!

Karte4 あなたは鬼です!

一真(堤真一)のもとに大学病院時代の先輩・藤森(斉藤洋介)がやって来た。しかし彼は、末期の肺がんに侵されていて、既に危険な状態であった。藤森は現在執筆中の研究論文を、命あるうちになんとしても完成させたいと、一真を頼り山川記念病院へと現れたのである。患者の気持ちを優先し、彼の希望をかなえるために一真は全力を注ぐが、その対応に残酷さを感じた患者の家族に「鬼」呼ばわりされてしまう。

Karte5 ライバルの引き抜きと妊娠!?

慢性の白血病のため、入院生活を余儀なくされていた麻美(山口紗弥加)が、突然行方不明になってしまった。みんなで心当たりの場所を捜すが一向に姿はない。だが一真(堤真一)には思い当たる節が。今でも麻美はファッションデザイナーになることを夢見ている。一真はそれを手がかりに、かつて彼女が通っていた専門学校へと向かった。そんな時、俊太郎(長嶋一茂)が山川記念病院のライバル、菊田総合病院の理事長のオペを担当することに。その確かな腕を買われ、俊太郎は引き抜きの話を持ちかけられる。

Karte6 私、プロポーズお受けします!

かつて晴香(葉月里緒菜)が思いを寄せていた高校時代の先輩・渡部浩一(勝村政信)が急患で運ばれてきた。だが再会もむなしく、彼の症状は重い。一刻も早く手術をするのが好ましいが、渡部はなかなか手術を受けようとしない。そんな中、由希(高岡早紀)が、俊太郎(長嶋一茂)の子を妊娠してしまう。由希は堕胎する決心をしたものの、悩みは深く仕事が手に付かない。それを察した一真(堤真一)は俊太郎を呼び出し強く非難するが、俊太郎はまったく取り合わない。

Karte7 医者失格はどっちだ!

近頃どうも俊太郎(長嶋一茂)の様子がおかしい。それというのも、由希(高岡早紀)の妊娠騒動以来、2人の気持ちはすれ違い、関係が悪化しているのだ。由希の本当の気持ちがまるでつかめない俊太郎は、いらいらが募るばかり。そんな時、由希が一真(堤真一)の部屋に・・・。

Karte8 手術の鬼が手術ミス!?

末期の胆のうがんで、既に地元の病院に見放された状態の患者が、一真(堤真一)を頼ってやって来た。患者は一真の学生時代の親友であり、何とか力になりたいところだが、今や一真は内科医でありメスを握ることはない。そこで一真は、外科医の俊太郎(長嶋一茂)を紹介する。患者の夫は手術への不安を拭いきれず詳しい説明を求めるが、俊太郎は簡単な答弁で済ませてしまう。

Karte9 ライバルがついに力を合わせた!?

一真(堤真一)が主治医を務めるぜんそくの少年が、交通事故に遭い急患で運ばれてきた。検査の結果、内臓破裂の可能性があることが分かり、手術を俊太郎(長島一茂)が担当することに。手術の最中にぜんそくの発作を起こしては危険だと、一真もその場に立ち会う。一真は久しぶりの手術室にかつて起きた事故の記憶がよみがえり、しばらく我を失ってしまう。

Karte10 一真、ついにトラウマ克服か!?

かつて一真(堤真一)が身を寄せていた石垣島の診療所の高柳(村上弘明)が山川記念病院へやって来た。懇意の先輩であり、恩師である高柳の思わぬ訪問に一真は大喜び。だが再会を喜ぶのもつかの間、高柳は心臓の病気で山川記念病院に入院する。心房中隔欠損症に収縮性心包炎の併発という状態で、急いで手術をしないと大事に至る症状である。ところが高柳は、自分がそんな状態にも関わらず、一真を自分の執刀医として希望する。

LastKarte 意外!一真が新たな旅立ち!?

俊太郎(長嶋一茂)が院長の娘とお見合いをすることに。外科医のエースである俊太郎を病院にとどめておくことが目的らしい。俊太郎にその気はないようなのだが、由希(高岡早紀)はこれをいい機会にと、病院を辞めてしまう。一方、一真(堤真一)は手術の成果を買われ院長から外科医への転向を提案されていた。そんな時、ある吉報が一真の元に飛び込んだ。