サラリーマン金太郎4

Fight.1 平社員が日本を変えるぞ!

矢島金太郎(高橋克典)は、師と仰いだヤマト会長・大和龍之介(津川雅彦)が他界した後、サラリーマンを辞めた。そして故郷の港町へ戻り、漁師として平和な暮らしをしていた。そんなある日、金太郎の無線に、「多数の作業員が火山ガスに巻かれた」と緊急連絡が入った。駆けつけた金太郎はそこで、山田龍平(長嶋一茂)と出会う。後に金太郎はこの男が大和龍之介の一人息子である事を知る。そんな折、龍之介の供養のためお遍路の旅に出ていた中村加代(野際陽子)が帰宅。再会を喜び合う金太郎一家のもとへ突然、龍之介の従弟・島津桃太郎(高橋英樹)が訪ねてきた。今の社会に危機感を募らせ、金太郎にサラリーマン復帰を促す桃太郎だが・・・。

Fight.2 でっかい仕事が待ってるぜ!

矢島金太郎(高橋克典)、山田龍平(長嶋一茂)、島津桃太郎(高橋英樹)の3人は、亡き大和龍之介(津川雅彦)の残した株を武器にヤマトに乗り込むこととなる。会社を隠れみのに私腹を肥やそうとする会長の円城寺(内藤剛志)は社長の鷹司(保坂尚輝)を抱き込んで3人を迎え撃つ策を練る。金太郎たちが配属されたのは、ヤマトでリストラ部屋と呼ばれている「人材調整室」。ここで社内ベンチャーを起こしリストラ対象者800人を救おうと言うのだ。臨時役員会にリストラの中止を求めて乗り込んで行く金太郎たち。しかし、円城寺は金太郎たちと加代(野際陽子)の持ち株全てを差し出せとキツイ交換条件を突きつける。

Fight.3 さあ、反撃開始だ!頑張ろうぜ!

"ヤマト・リバイバル・プロジェクト"を推進する金太郎(高橋克典)たち。しかし、社長の鷹司(保坂尚輝)の発案で家賃と光熱費、さらにかかる経費を合わせてリストラ対象者800人分、金額にして毎月1億2千万円を捻出し、年間を通じて利潤を上げなければ金太郎達の持ち株の14%全てが奪われてしまう。桃太郎(高橋英樹)は幼なじみの銀行頭取に運転資金として3億の融資を頼み込むが、鷹司(保坂尚輝)と円城寺(内藤剛志)は政財界から圧力をかけ、桃太郎の妨害工作を図る。八方塞がりな状況に追い込まれていく金太郎たちは、打開策を見つけ出す事が出来るのだろうか?

Fight.4 裏切り者なんかいねえ!俺たちゃ、みんな、仲間だ!

金太郎(高橋克典)たちの社内ベンチャー「ヤマト・リバイバル・プロジェクト」の新規契約が直前で全てキャンセルされてしまった。プロジェクト内はスパイ疑惑で揺れる。故郷の漁師町に何かが起こりつつある。疑問を抱いた金太郎と龍平(長嶋一茂)は急ぎ故郷へ向かった。しかし町の人々は2人を憎々しげに見詰め、投石し、罵声を浴びせる。町の人々は、ヤマトが絡んだ高速道路建設の推進派に金太郎たちが寝返ったと思い込まされたのだ。首謀者は地元の土建屋、蜂矢銀蔵、そして、その裏にはヤマトが絡んでいるらしく・・・。

Fight.5 仕事か!家族か!・・・・・・俺あ、絶対家族だ!

金太郎(高橋克典)たちは、加代(野際陽子)の計らいで1億2千万を工面する事が出来た。円城寺(内藤剛志)たちは思惑を外され、協力者の割り出しと更なる妨害工作を始める。金太郎の妻・真澄(羽田美智子)も、プロジェクトチームを助けるためデザイナーとして久々に職場に復帰する。金太郎は金太郎で久々に子供を背負い出社。秘書課の協力を得て子育てと仕事の両立を目指す。桃太郎(高橋英樹)はプロジェクトチームへ融資を依頼していた銀行頭取が襲われた事件を解明しようとするが、自らも窮地を招いてしまう。金太郎は暴走族時代の仲間・椎名(宇崎慧)に手助けを依頼するのだが・・・。

Fight.6 さあ、お年寄りも子供も喜ぶ、夢の施設を作ろうぜ!

円城寺(内藤剛志)の黒い陰謀は、ヤマトを踏み台とした政財界を巻き込んでの遷都計画。金太郎(高橋克典)たちは様々な人脈を使い、その尻尾をやっと掴む事が出来た。だが、国家レベルの組織的な動きにサラリーマンが立ち向かうのは余りにも無謀な話であった。一方、桃太郎(高橋英樹)は議員会館で、故郷・鹿児島選出の民自党議員・西郷国彦(津野哲郎)から遷都計画の情報を得た。円城寺と鷹司(保坂尚輝)の策略を桃太郎から聞いた金太郎は、鷹司に直談判するのだが、それは単なる宣戦布告としかならなかった・・・。

Fight.7 現場100回!お年寄りと子供の為に全力を尽くそうぜ!!

円城寺(内藤剛志)の黒い遷都計画が着々と進行を見せるなか、金太郎(高橋克典)たちが発案した総合福祉施設建設は厚生労働省の許認可が下りた。一方、円城寺たちは金太郎たちの計画を妨害するために、実際の施工を担当する建設業者の抱き込みを図る。ここを押さえられるとプロジェクトチームは手も足もでない。そんな折、金太郎は意外な人物と出会った。それは加代(野際陽子)に付き添われ、変わり果てた姿になっていた黒川(秋野太作)だった。プロジェクトチームの顧問として活躍が期待されていた黒川の身に一体何があったのか?

Fight.8 お前の裏切りは絶対許せねえ!

お年寄りと子供たちのための複合施設の建設を目指す金太郎(高橋克典)たちのプロジェクトチーム。ところが厚生労働省から下りていた許認可が円城寺(内藤剛志)の妨害工作により取り下げられた。理由は防火対策の不備。設計の見直し、施主への事情説明、施工業者への保証など、対応に翻弄される。その時、一通の怪文書が送られてきた。「福祉施設の許認可取り消しは円城寺と鷹司(保坂尚輝)による圧力です。厚生労働省福祉事業局の局長は女性スキャンダルの発覚を怖れ、円城寺らの要求に従ったと思われる」との内容。龍平(長嶋一茂)はスキャンダルをネタに局長を締め上げる方法に出ようとするが・・・。

Fight.9 絶体絶命・・・お前だけが頼りだ!

複合福祉施設建設の許認可が再び下りるめどがたった金太郎(高橋克典)たち。ところが建設予定地の住民たちが突然、建設反対を唱えて騒ぎ始めた。必死に説得を試みる金太郎たちに、殴る蹴るの暴力を加える。怪しいと睨んだ桃太郎(高橋英樹)が事情を調べると、住民たちの殆どが反対運動には参加していないと言う。円城寺(内藤剛志)たちの嫌がらせと踏んだプロジェクトチームだが、黒幕にはいつもあと一歩の所で逃げられてしまう。あまりにも汚いやり方にキレた麗子(牧瀬里穂)は、円城寺と手を組んでいる恋人の鷹司(保坂尚輝)にその思いをぶちまけるが・・・。

FinalFight 何ッ、ヤマトが消滅する!?・・・・・・命を賭けた最後の闘い!

建設現場で瓦礫の下敷きになった金太郎(高橋克典)、龍平(長嶋一成)、麗子(牧瀬理穂)、中沢(大沢樹生)、そして鷹司(保坂尚輝)。九死に一生を得た金太郎たちだが、そのダメージは大きい。一方、円城寺(内藤剛志)には遷都計画が破綻した場合を睨み、ヤマトを売却した資金で新会社を設立するという新たな計画があった。ヤマトを守るため、加代(野際陽子)の家に金太郎の心強い仲間、前田(恵俊彰)と田中(勝村政信)が海外出張から帰って来た。かつてヤマトの幾たびもの危機を救ってきた仲間たちが、一丸となって動き出した!