冤罪～弁護士エマの挑戦～

#1

エマは、世間から憎まれる犯罪者の弁護も担当するため、新聞の見出しを賑わせる弁護士。ある日、殺人罪で有罪判決を受けたケビン・ラッセルの元婚約者から再調査を依頼される。14年前の証拠を調べると次々に謎が浮上。不当な取り調べだったと確信したエマはケビンの一時釈放に成功する。だが警察から提出された新たな証拠を見たエマは動揺する。事件の裏には、アメリカをも巻き込む大きな秘密が隠されていた。

#2

釈放されたケビンのホテルに抗議する住民が殺到。ケビンはエマの自宅に身を寄せる。リンダのヌード写真の撮影者トニー・プリングスの尋問映像を見たエマは、ケビンと写真の関わりを知る。彼女の遺体を再調査したいエマだが遺族は拒否。エマは写真をマスコミに流し、プリングスを見張るが彼は連れさられてしまう。一方ミリアムは、かけた電話がテロ関係と判断され拘束される。落胆するエマにある女性から電話が…。

#3

14年前にリンダと同じくプリングスに写真を撮られた女性と会ったエマは、プリングスがアメリカ人によってある場所に匿われている事実を知り、少しずつ事件の真相に迫っていく。そしてケビンの再審までにさらなる証拠を掴むべく、検視官長に対しリンダの遺体の発掘を要請するが、これがシムズ夫妻とワイルド議員の反発を買ってしまう。さらにヘザーとアラステアも、エマの動きを阻止しようと策略を巡らせていた。

#4

遺体発掘からの検死結果によりケビンが無実である証拠をつかんだエマだったが、再審はヘザーらの根回しにより思いがけない展開を迎える。釈放を条件に過失致死を認める取引をするものの、結果的にケビンを追い詰め悲惨な事故へとつながってしまう。責任を感じたエマはプリングズのもとを訪ね、14年前にリンダが写真を渡した男についての情報を聞き出す。そして男と直接会って話をするべくアメリカへと向かうが…。

#5

ローガンに接触したことでエマはアメリカの航空警察に拘束されてしまうが、グリーンウッドの協力で帰国する。ローガンから得た情報をもとに調査を進める中、事件当夜にリンダと行動を共にしていた謎の友人レイチェルの存在が浮上する。さらに空軍基地で政府関係者による秘密の会合が行われていた事実と、その場にいたアラステアという重要人物を突き止めたエマは、真相を聞き出すためケンブリッジ大学を訪れる。

#6

ケビンの死に動揺したエマだったが、グリーンウッドによってもたらされた情報をもとにリンダの謎の友人レイチェルの母親を訪ねたことで、意外な事実を知ることに。そしてマシュー・ワイルドが14年前に国防省でフセインの化学兵器に関する情報の分析に携わっていた事実を突き止めたエマは、事件の裏に隠された事実を暴きケビンの無実を証明するため、カギとなる人物、マシュー・ワイルドの妻ローラと対面する。