大空魔竜ガイキング

第1話 謎のブラックホール

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「俺の…俺の夢をもぎ取ったあいつらは一体何者なんだ!」(サンシロー) プロ野球界にさっそうと現れた魔球投手・ツワブキサンシロー。だが、デビュー戦を直前に控えたある日、「君の命が狙われている」という謎の電話がサンシローにかかってくる。不安を感じながらもマウンドに立つサンシローだったが、常識では考えられない現象によって負傷し、野球ができない身体になってしまう。自分に起こった事件の真相を知るため、サンシローは御前崎の灯台に向かう。そこには大文字博士と地球を守る大空魔竜が待っていた!

第2話 みたか必殺魔球

「サンシロー君、君の帰りを待っているぞ…」(大文字) 初めてガイキングに乗りこんだサンシローだったが、思うように戦えずに手痛い敗北を喫し、操縦席で気絶してしまう。ベッドの上で目覚めたサンシローはすっかり自信を失い、大空魔竜から降りることを決意。しかし一人になったサンシローに、暗黒ホラー軍団は容赦なく襲いかかってくる。絶体絶命の危機に陥ったその時、サンシローは自らに秘められた超能力を知る。一方、ガイキングが動けないこの時を狙って、暗黒怪獣が本格的な攻撃を仕掛けてくる…。

第3話 ダリウス大帝の謎

「洗脳のショックに耐え抜いたほどの男だ、猛毒も使いようによっては良薬となる」(ダリウス) 大空魔竜に向かうサンシローを暗黒鳥人が襲撃した。だが、その中にたった一人、サンシローを助けた暗黒鳥人がいた。その男803号は、暗黒鳥人に改造されてなお洗脳されることなく、ゼーラ星の悲劇を宇宙に広げないためにと、ひそかに正義のために戦っていたのだ。しかし803号は抵抗むなしく捕らえられ、ふたたび洗脳されて暗黒騎士へと改造されてしまう。そうとは知らないサンシローはガイキングで暗黒怪獣と戦うが…。

第4話 光る目のハニワ

「お前のパンチはずっしり重い、まだ充分戦えるぜサンシロー」(ファンリー) 何故かハニワを探し回る暗黒ホラー軍団。しかし目的のハニワは、研究のためすでに大空魔竜へと運ばれていた。暗黒怪獣ファイヤーバードは、すかさず大空魔竜を襲撃。ガイキングは激しい攻撃を受けてスカイラーと激突し、衝撃によって負傷したファンリーが視力を失ってしまう。責任を感じて訓練を続けるサンシローと、視力を失った状態になっても戦えるよう身体を鍛えるファンリー。二人の特訓が続くなか、ふたたびファイヤーバードが襲いかかってくる!

第5話 男一匹ヤマガタケ

「一人だけが戦うわけじゃあるまいし、どなたかを忘れちゃございませんかってんだ!」(ヤマガタケ) ヤマガタケは、みんなから期待されるサンシローに対抗心を燃やしていた。漂流していた民間人を救助して大空魔竜に収容し、鼻高々なヤマガタケ。しかしこれらは、すべて暗黒ホラー軍団の罠だったのだ。内部に侵入した暗黒鳥人の破壊工作により、ガイキングのパーツは破壊されてしまう。さらにそこを狙って、暗黒怪獣バラゴスが大空魔竜に攻撃を仕掛けてくる。ミドリにおだてられたヤマガタケは、ハチローと共にバゾラーに乗りこんでバラゴスに挑む!

第6話 よみがえったムー帝国

「やめよう、夢にまで見たムー大陸に来てまでお前たちと争いたくない」(ピート) ハワイ近海に突如として謎の島が現れた。島の遺跡はムー帝国に関係があるらしい。大空魔竜は調査のために島へと向かうが、暗黒怪獣キングスネークに襲われてしまう。何とか撃退して島へと上陸し、調査を始めるサンシローたち。しかしピートが、憧れのムー帝国の遺跡を目の当たりにして思わず単独行動を取ってしまう。そんな彼を狙う暗黒ホラー軍団。彼らはムー帝国を侵略の前線基地にしようと企んでいたのだ!

第7話 恐怖の逆デスクロス

「どうせ死ぬなら戦って死んだほうがマシです」(ブンタ) 大空魔竜は八丈島で起こった異変の調査に向かった。サンシローは後学のためにと、ブンタのネッサーに同乗して海底探索におもむく。二人がネッサーから出て生身で調査を始めた時、人喰い鮫の群れが襲いかかってくる。サンシローを助けるために重傷を負ってしまうブンタ。しかもネッサーが使用不能に陥ってしまった。大空魔竜は再調査の必要から海中へと潜行するが、そこには暗黒怪獣シャークロンとグロテクターの逆デスクロスが待ちうけていた!

第8話 発狂した大空魔竜

「任せておくんだ、最後の0.1秒まで全力を尽くしたいんだ!」(サコン) 海を航行中に消えた豪華客船が、なぜかゴビ砂漠で見つかった。大空魔竜がこの奇怪な事件の調査に向かうことになる。出発直前、サンシローとサコンは暗黒鳥人に襲われていた少女リーザを救い、大空魔竜に保護する。その直後から、大空魔竜の操縦系統に異常が起こる。リーザことデスクロス騎士団スパイ1号の流す怪電波が原因だった。しかし彼女の大空魔竜発狂作戦が失敗に終わると、四天王はその体に取り付けられた時限爆弾のスイッチを押す…。

第9話 ナスカ地上絵の謎

「古賀博士、仇はきっと討ってみせます」(ヤマガタケ) ナスカの地上絵を調査に行った古賀博士が行方不明になった。ショックを受けるヤマガタケ。古賀博士は彼が上京して困った時に救ってくれた大恩人だったのだ。さらに地震帯がないはずのナスカ平原に、突如として大地震が起こる。原因を探りにナスカへ向かった大空魔竜の前に、暗黒怪獣ジャガーが立ちふさがる。ナスカの地上絵とは宇宙人が残した暗黒怪獣の設計図であり、暗黒ホラー軍団はそこに秘密工場を作っていたのだ!

第10話 スカイラー死へのジャンプ

「俺は初めて負けた、そして海野先生から武道の何たるかを初めて教えられたんだ」(ファンリー) 恩師である海野の死を知ったファンリーは、謎の落雷事件の調査も兼ねて故郷である香港へと向かう。同行するサンシローとハチロー。実は海野、暗黒ホラー軍団によって殺害されていた。ファンリーと大空魔竜をおびき出し、暗黒怪獣呑雲雷噴(ドンウンライフン)で倒そうという罠だったのだ。そうとは知らず、仇討ちのため決闘場に向かうファンリー。彼は町の雑踏の中で、生き別れになっていた弟サンリーを目撃する!

第11話 泣くなハチロー

「ボクもせめてミドリさんみたいな偵察機でいいから…」(ハチロー) 大空魔竜の発進に間に合わず、一人取り残されてしまったハチロー。そんな彼の前に、間遠博士と名のる男が現れた。博士の巧みな話術に乗せられて、ハチローは自分専用のメカを作ってもらうことを条件に大空魔竜の秘密を話してしまう。だがこの間遠博士、正体はゼーラ星の発明家マドマットだった。自分の発明したマジックファイヤーボールを確実に命中させるため、大空魔竜の正確な位置を知ろうとしていたのだ!

第12話 応答せよ!ミドリ

「サンシロー君でも一緒に来てくれたら心強かったのに…」(ミドリ) 連続怪死事件を調査するため、ミドリは単独で日本アルプスに向う。彼女の操縦する偵察機・ミニX1には、サンシローがこっそり乗り込んでいた。サンシローは誕生日のプレゼントにと、特製のペンダントをミドリに贈る。喜ぶミドリだったが、調査中に暗黒鳥人に襲われて拉致されてしまう。暗黒ホラー軍団は大空魔竜乗組員を誘拐して洗脳し、ガイキングと戦わせようと考えたのだ。心を操られたミドリは、暗黒怪獣に乗って大空魔竜のもとへ戻ってくる…。

第13話 砂漠に吠える赤サソリ

「あの男、サコンを狙え!　大空魔竜の頭脳だ」(ダンケル) 学術調査隊が幻のピラミッドを探索している途中、砂漠で遭難してしまった。それを知ったサコンは、やはり幻のピラミッドを探して亡くなった父を思い出し、徹底的な調査を提案する。調査に向かった大空魔竜の前に、伝説の巨人・砂漠の魔王が姿を現す。サコンたちは辛くもその場を切りぬけ、発見した幻のピラミッドに入る。そこは暗黒怪獣サソリンガーの工場だった。しかも現れたミイラ男にサコンが捕らえられてしまう!

第14話 大空魔竜の逆襲

「99%絶望でも、あと1%に望みを託す、それが生きるということだ」(大文字) 洗脳されたサコンによって弱点を突かれ、大空魔竜は敗れ去った。暗黒ホラー軍団の捕虜となったサンシローは、怒りのあまりサコンを殴り飛ばすが、抵抗むなしく仲間と共に監獄へと入れられてしまう。一方、突然コンピューターをも越える頭脳に目覚めたサコンは、地球征服のためにと大空魔竜の改造を四天王に提案する。ゼーラ星の科学力を使って強化される大空魔竜。サコンは魂まで悪魔に売り渡してしまったのだろうか?

第15話 これぞミラクルドリル!!

「奴らは本気で俺を殺す気だ…」(サンシロー) プロ野球時代に鍛えてくれた鬼コーチ・名村がサンシローを訪ねてきた。彼は厳格な指導方針が若い選手に受け入れられてもらえないので、野球界から退くつもりだという。そこへ暗黒騎士ユンカーが攻撃をしかけてくる。ユンカーは巧みな技でガイキングを追いつめながら、決着は次の機会にと余裕で撤退。今までにない強敵を倒すため、名村がサンシローの潜在能力を引きだす方法を提案する。大空魔竜によってガイキングに攻撃を仕掛けようというのだ!