たった一人の私の味方

第1話

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妻の病院費を用意しようとして犯罪者になってしまったキム・ヨンフン。無期懲役を言い渡されたヨンフンの娘ドランを預かったのは、孤児院で家族のように育ったキム・ドンチョルだった。そして27年後、ヨンフンは模範囚人として出所する。しかしドランの未来を思い、自分が本当の親であると名乗り出ないことを決めるのだった。一方ドランは、ひょんなきっかけで大企業の御曹司ワン・デリュクと出会う。

第2話

川に飛び込んで死のうとしていたところを通りがかった神父に救われたヨンフンは、それをきっかけにカン・スイルと名前を変え教会の保育園を手伝いながら過ごすことに。ところが刑事が突然スイルの元を訪ねてくる。そしてある日、ドランはとうとう自分が実の娘でないことを知ってしまう。家を飛び出したドランを慌てて追いかけるドンチョルだったが、乗っていたバイクで事故に遭ってしまい…。

第3話

母ヤンジャに家を追い出されてしまったドラン。仕方なくロースクールへの進学を諦めて就職することを決める。一方のヨンフンは神父の紹介でデリュクの家で運転手として働くことが決まった。そんなある日、デリュクが誰にも見られたくなかった過去の写真がインターネットに流出する事件が起きる。写真のデータがドランのカバンの中にあると確信したデリュクはドランを探しに出かけるのだが……。

第4話

ボム＆フードの1次面接を受けたドランはまたもやデリュクと出会う羽目に。ドランが自分の通う会社に志望していることを知り、ささやかな復讐をしようと目論むデリュク。一方、イリュクの母ウニョンから結婚は諦めろと言われてしまったダヤ。なんとか説得を試みるもウニョンの意思は固く、ダヤは泣く泣くその場を後にする。そんな時、グムビョンに頼まれて市場へ行ったスイルが見たのは魚の箱を運ぶドランの姿だった。

第5話

認知症にかかったグムビョンのせいで最終面接を受けられなかったドランは、ボム＆フードの会長でグムビョンの息子ジングクの助けで秘書室に入社することに。出社初日、社内で顔を合わせたデリュクとドラン。怪しい人とばかり思っていたデリュクがボム＆フードの本部長であることを知ったドランは驚きを隠せない。そしてとうとうスイルはグムビョンを家まで送ってきたドランと出くわしてしまうのだった。

第6話

デリュクを変態扱いしたことで職場での立場が危うくなるのではと緊張しているドラン。ドランへの腹いせに日々ちょっかいをかけるデリュクだったが、ある日とうとうやりすぎてドランを怒らせてしまう。一方、どうにかイリュクとの結婚を許してもらったダヤだったが、突然イリュクと連絡が取れなくなってしまう。ショックを受け帰宅したダヤはさらに思いがけず父親の死に関する大きな秘密を知る。

第7話

父親の死の真相を知り激しい怒りを覚えたダヤ。どうにかして犯人に会おうとするも、ウニョンとゴレの思いを知りこれまでどおり過ごすことに。今の仕事をやめようとしていたスイルはドランから父親が亡くなった話を聞き、良い人が現れるまで近くで見守ることを決める。ところがある日ヤンジャが詐欺に遭ってしまう。闇金業者からの取り立てに追われ、ヤンジャとミランはこっそり夜逃げすることに。

第8話

ダヤとイリュクの結婚式場でブーケを受けとったドランを抱きとめたデリュク。それをきっかけに、自分がドランに好意を抱き始めていることに気が付く。同じ頃、運転手として式場に同席していたスイルはその場からいなくなったグムビョンを交通事故の危機から救うものの、代わりに怪我をしてしまう。そしてとうとうヤンジャたちを追っていた借金取りがドランの元へとやってきて……。

第9話

母親の借金を代わりに返せという闇金業者からの脅迫を受けるドラン。それを見たスイルは密かに業者に会いに行き、自分が代わりに返すことを約束する。一方、ドランへの感情を抑えていたデリュクはドランが体調不良で会社を休んだと聞いてドランの家まで訪ねて行くのだが、自分でも気持ちの整理がつかないままでいる。そんなある日、行き場のなくなったヤンジャとミランが突然ドランの家を訪ねてくる。

第10話

結局ドランは家に無理やり押しかけてきたヤンジャとミランと一緒に住むことに。話を聞いたスイルはドランを優しくさとす。そんな時、グムビョンの症状が再び悪化し夜中に大騒ぎを起こす。相変わらずドランのことを妹のミョンヒだと信じきっているグムビョンは妹を連れてこいと暴れ、連絡を受けたドランは大慌てでグムビョンの元へと向かう。ジングクとウニョンはグムビョンを養護施設に送るかどうかで口論になる。

第11話

「一緒に住んでグムビョンの妹ミョンヒとして振舞ってほしい」というウニョンの提案を受け、悩むドラン。ある日、ドランが社内でのレシピ公募展に向けて使っていた調理室で火災警報器が鳴る。デリュクはドランを救うために調理室へ向かうが、実際はフライパンの火に反応しただけだった。自分がドランを心配していることに気持ちが追い付かないデリュク。そしてドランはウニョンの提案を受けることにしたものの……。

第12話

遊園地へ行こうというグムビョンのため、ドランとデリュクと一緒に遊園地に行ってきたスイルは、撮った写真のデリュクの視線がドランに向いてることが気にかかる。一方、デリュクはドランのためにスヒョンとの関係を整理する決心をする。自分の気持ちを伝えようとドランに近付くデリュク。そして会食の帰りにドランを家まで送っていったデリュクは、そこではっきりと自分の気持ちをドランに告げる。

第13話

デリュクはドランに振り向いてもらうためにスイルに助けを求めるが、デリュクのことを信用できないスイルはきっぱりとそれを断る。ドランはレシピ公募展に当選した賞金でスイルとグムビョンへ贈り物を買って訪ねたが、ドランにあまり良い感情を持っていなかったダヤに八つ当たりされてしまう。しかしその現場を目撃され、かえって叱られてしまったダヤは泣きながら実家へ帰ってしまうのだった。

第14話

ダヤはドランに謝れというジングクの言葉に仕方なく謝罪をする。仕事のためにドランと食事をすることになったデリュクは、ドランが身につけていた腕時計がスイルから贈られたものであることを知り疑問を抱く。その日の夜、グムビョンのネックレスをウニョンがダヤに渡したことでグムビョンは大激怒。またもひどく叱られてしまったダヤは、泣きながらドランの代わりになる介護福祉士を捜してほしいとホンシルに頼むのだった。

第15話

ウニョンとホンシルの助けを借り、グムビョンのために介護福祉士を雇ったダヤはドランに面倒を見させるのをやめようとウニョンに話す。一方、社内でデリュクが好きな女性社員を探すと言い出したホン秘書に驚くドラン。どうにかしてホン秘書を止めるようデリュクに言うものの、当のデリュクはどこ吹く風。そんな時、介護福祉士がグムビョンに睡眠薬を飲ませて無理やり眠らせていたことが発覚する。