一理ある愛

#1

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チャン・ヒテは包茎手術をするために訪れた病院で女子高生のキム・イルリと出会う。彼女は彼が臨時教師として赴任した学校の生徒だった。喜怒哀楽が激しく、不思議な世界観を持つキム・イルリに、戸惑いながらも徐々に引かれるチャン・ヒテ。そんなチャン・ヒテをキム・イルリは“スケトウダラ”というあだ名で呼び、慕うのだったが…

#2

イルリを美大に行かせようとヒテは勉強できる環境を整えてあげることに。一方、最初は反発していたものの、成績が上がったら婚約してほしいと言い勉強を頑張るイルリ。努力のかいあってイルリの成績は上がったが、ヒテは既に学校を去ってしまっていた。ヒテの家の前で彼の帰りを待っていたイルリは、ヒスからヒテが留学すると聞かされるのだったが…

#3

7年ぶりに再会したヒテとイルリは結婚の約束をして最初のキスを交わす。それからまた7年がたち、ヒテと結婚したイルリは、病に倒れたヒスの介護をしながら塗装工を続けていた。そんな中、スヨンに紹介されキム・ジュンの家具スタジオの内装を手伝うことになったイルリは、ぶっきらぼうなジュンのことが気になってしかたない。

#4

疲れきっているイルリを見て申し訳なく思ったヒテは、ヒスを施設に預けようと提案する。それを聞き、ヒスがかわいそうだと怒るイルリ。その様子を目撃したジュンは、5日分の日当を渡し最終日は来なくていいと言う。納得のいかないイルリは、勝手にスタジオの壁に店名をペイントする。それを見て怒ったジュンはイルリの手を取り、店の中へ連れ込むが…

#5

ジュンにキスをされたイルリは、ヒスをカフェに残してきたことを忘れて家に帰ってしまう。一方、ヒテは家具の製作を依頼しにジュンのスタジオを訪れる。ヒテがイルリの夫であることに気付いたジュンは、話を聞かずヒテを追い返してしまう。そんな中、ヒテの元にイルリの写真が添付された差出人不明のメールが届くようになる。

#6

居酒屋でヒテと再会したジュンは依頼を受けると申し出る。ヒテはイルリの高校時代の話をジュンが知っていたため、不思議に思うがあまり気にとめない。一方でパソコンを返してもらう名目でジュンに会ったイルリは、ドクベがジュンの彼女を見たという話を聞き激怒する。そんな中、ヒテの勤務先に大学時代の片思いの相手であるソンジュが赴任してきた。

#7

イルリはジュンの前で涙を流し、自分の胸の内を吐露する。イルリの境遇を聞いたジュンは気分転換をさせようとイルリを郊外に連れ出す。ヒテの元には、またもや不審なメールが送られてくる。ヒテはイルリの安否を気遣い電話をかけるがつながらない。そんなヒテをあざ笑うかのように、手をつなぐイルリとジュンの写真が送られてきて…

#8

ヒスは高熱を出し、意識不明のまま病院へ担ぎ込まれる。知らせを聞いたイルリはジュンの服と靴を身に着けたまま病院へ駆けつける。ヒテはイルリの浮気を突き止めるため母親に教わった方法を次々と試してみるが、どれも失敗に終わる。焦るヒテの元へ謎の差出人からイルリとジュンの密会を知らせるメールが届き…

#9

イルリはジュンのスタジオを訪れて一方的に別れを告げる。イルリの浮気を確信したヒテはジュンを殴り、制作中のロッキングチェアを壊す。ジュンの元へ行けと言うヒテに対し、ヒテのこともジュンのことも好きだというイルリ。そんなイルリの言葉にあきれたヒテは離婚届にサインするように迫り、家に帰らず研究所で寝泊まりする日が続いた。

#10

離婚を決意したヒテは、ヒスの面倒を見ようとするイルリを止める。そんなこととは露知らず、ヒテの両親はヒテとイルリに子供を作るようにと促す。そんな中、イルリが浮気をしたことがイルリの母親の知るところとなる。離婚を止めようとするイルリの母親にヒテは別れを告げる。偶然ジュンに会ったイルリは、腹立ちまぎれにジュンが不審なメールを送ったのではないかと言ってしまい…

#11

イルリとヒテとジュンはスヨンのカフェで話し合うことに。ジュンにときめきながらもヒテは自分の片割れだと言うイルリに、ジュンは怒って席を立つ。ギテとイリは離婚届を発見してしまい、そのせいで2人の離婚はヒテの両親の知るところとなる。そんな中、ヒテはイルリを隠し撮りするミンギを見かけて追いかけるのだったが…

#12

ジュンはイルリにつきあおうと言うが、もう二度と会わないと突き放される。一方、ヒテは家の玄関の暗証番号を忘れてしまいイルリに連絡をするが、冷静な自分にイルリとの距離を感じる。風邪をひいて会社で寝込んだヒテをソンジュはかいがいしく看病する。そんなソンジュを見てヒテは自分に対する彼女の気持ちに気付いてしまうのだったが…

#13

イルリはヒテがわざと離婚届けを忘れたふりをしたことに気付き、ヒテのもとに駆けつける。しかし、ヒテは気持ちの整理に時間が必要なだけだとイルリに伝える。一方、ジュンは離婚を決めたにもかかわらず煮え切らないヒテとイルリの態度にいらだつ。そんなジュンにスヨンはイルリの立場になって考えてみるようにとアドバイスするが…

#14

イルリはヒテへの思いをきっぱりと断ち切り、仕事に精を出す毎日を送っていた。ヒテはそんなイルリの変化に寂しさを感じる。一方、ジュンは閉じ込められていたイルリを助け、自分の気持ちが変わっていないことを伝える。そんな中、ヒテの母親が奇妙な言動を繰り返すようになり、心配した家族は認知症の検査を受けさせる。

#15

病院での検査の結果、ヒテの母は認知症だという診断を受ける。過剰診断だと言って普段の生活を送ろうとする母に、ヒテはできる限り合わせることを決意する。一方、イルリとジュンはスキー場に行った帰り道で、車が故障し民宿で一晩を過ごす。そんな中、ヒテの母が工房に現れジュンのことを“ミスター・チャン”と呼ぶのだったが…