優しくない女たち

第1話

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春の日のキャンパス。非常勤講師のチョン・マリは人文学の講義を活性化しようと、数百人の生徒と共にジャージャー麺パーティーを開く。思わぬ取材でテレビにまで登場するものの、速報で番組が中断され、ねずみ講講師という誤解を買ったまま廃講となってしまう。一方、マリの母キム・ヒョンスクは、株に失敗して全財産を失い、絶望の淵に立たされていた。さらに、叔母キム・ヒョンジョンと祖母カン・スノクにも人生の荒波が押し寄せて…。

第2話

人生のどん底に落ちたヒョンスク。遺書を書いて父の墓参りに行くが、そこで気絶し、謎の美女に救われる。謎の美女はヒョンスクを自宅に連れて行き、看病をする。そこでヒョンスクはこの女性がかつて自分の父親と駆け落ちした相手だと気付く。女性はヒョンスクに小切手を渡す。一方、職を失ったマリは、テレビ局の局長に抗議文を送り、これによりイ・ドゥジンは企画チームへ異動になる。

第3話

マリは久々に行った剣道の道場で、間違えて男性用シャワールームに入り、たまたま居合わせた師範に助けを求める。小切手の出所がチャン・モランと知り、小切手を返そうとヒョンスクと一緒にモランを訪ねたスノクだが、不治の病に冒されたモランをこれまでの自分の人生を見ろとばかり、安国洞の自宅へ連れて帰る。一方、マリはカフェでアルバイトを始める。そこへ客として訪れた道場師範のイ・ルオはシャワールームに入ってきたのがマリだと気付く。

第4話

ヒョンスクの夫、チョン・グミンが再婚する事になりヒョンスクは離婚を決めるが、スノクは反対する。アナウンサーのヒョンジョンは視聴率が悪いという理由で番組を下ろされ、人生は徐々に下り坂に向かい、マリは局長の誘いで、テレビ局の“ソウル遺産”プロジェクトに加わることになる。帰国したグミンと離婚の話をするために立ち寄ったカフェでマリがアルバイトをしている事を知り、ヒョンスクは激怒し落胆する。

第5話

スノクの家に来たモランを見てヒョンジョンは激怒し、家は大騒ぎとなるが、モランはそんな混乱の中でもスノクから奇妙な優しさを感じる。マリはテレビ局の仕事がきっかけで、昔、窮地に追い込まれていた母ヒョンスクをかばってくれた唯一の記者がドゥジンの父親であることを知る。一方、再会を果たしたナ・ヒョネ(本名ナ・マル二ョン)とヒョンスクは、年月を経て相手への憎しみがさらに増したことを知る。

第6話

学生の頃ヒョネのせいで退学になったヒョンスクはヒョネに復讐を誓い、ヒョネもそんなヒョンスクに戦いを挑む。一方、スノクはモランを憎み、いじめながらも、なぜか優しい心遣いを見せる。モランはそんなスノクに困惑する。ドゥジンの母親がヒョネとは知らないマリは一緒に食事をするが、その頃、マリの廃講を諦めきれないヒョンスクは大学へ行き、廃講の取り消しを求め土下座する。マリはそんな母と激しく対立する。

第7話

ヒョンスクに腹を立てたマリは家出をし、旅行中のヒョンジョンのマンションに行くが、偶然同じマンションに住んでいたルオをストーカーと誤解し、ケンカになる。ヒョンスクは退学処分の撤回を求める嘆願書を母校に提出する。一方、モランはチョルヒにもらった指輪をスノクに返そうとするが、スノクに自分も同じ指輪をもらったと告白される。スノクはその秘密を明かすために家族会議を開くことに…。

第8話

ヒョネ出席の中、公聴会が開かれるが、ヒョネの思わぬ反撃に遭いヒョンスクは退学処分の撤回に失敗する。ヒョンスクはドゥジンの父に助けを求めるが、既に亡くなっていた。しかし、ドゥジンが協力する事を約束する。ハン・チュンギルに連れられ、地図を見ながら安国洞を歩く記憶を無くしたキム・チョルヒは、運命に引き寄せられるようにスノクと出くわす。一方、剣道の練習中に倒れてルオの看病を受けたマリは、ぶっきらぼうだが優しいルオに少しずつ惹かれていく。

第9話

ヒョネがヒョンスクを卑下するのを目撃したモランは、ヒョネに猛烈な反撃を仕掛けていく。マリは些細な誤解からルオに彼女がいると思い込み、恋愛相談の内容を録音する。それを間違ってルオに送ってしまい道場で流されてしまう。2人は日増しに惹かれ合っていく。一方、グミンからルオの事を聞かされたヒョンスクは、道場の師範ではマリにふさわしくないと反対する。

第10話

スノクはモランをいじめ、時には感情を爆発させながらも、2人の間には友情にも似た感情が芽生え始める。レギュラー番組を降ろされたヒョンジョンは、人生の下り坂を感じて悲嘆にくれる。マリはルオとの道場の一件で他の女性会員に嫉妬を受け呼び出される。一方、退学処分撤回のためにドゥジンとイ・ムナクに協力を求めたヒョンスクは、2人の前で自分をいじめた担任の名前を口にするが・・・。

第11話

マリの口添えで、スノクの料理教室に通うことになったヒョネは、スノクの家の近くで昔の恋人チュンギルを見かけ動揺する。ヒョンスクの担任がヒョネだったことを知ったドゥジンとムナク。2人はそれぞれの思いで相反する対策を練り、動き始める。一方、マリとルオはお互い誤解をしつつ関係を深めていく。記憶をたどりながら安国洞を訪ねたチョルヒは、偶然モランと再会するが・・・。

第12話

モランから街で声をかけられたチョルヒは、モランが妻ではないかと考え、モランと出会った場所で待ち続ける。一方、モランからチョルヒの話を聞き自分も一目会いたいと思ったスノクも、2人が偶然会った場所でチョルヒを待つ。ルオの部屋に入っているのを他の道場生に目撃されたマリ。ルオは道場生の前で釈明し、マリに明日から道場に来るなと告げるのだが・・・。

第13話

ヒョネは優秀な教え子たちを自分の取り巻きにし、ムナクのブックコンサートに乗り込んだ。ムナクに招待されその場に居合わせたヒョンスクとアン・ジョンミと激突する。ヒョンジョンはテレビ局で父親に面影が似たチョルヒを見かけ動揺する。パク・ウンシルの不可思議な言動を目の当たりにしたジョンミは、彼女に疑惑の念を持ち始める。腹違いの兄弟ドゥジンとルオは、母ヒョネへの複雑な思いを抱きながら、お互い心に秘めた女性について語り合う。

第14話

ヒョネが料理教室に来ているのを見て仰天したモランは、マリにヒョネがヒョンスクを担任だった事を告げ一緒に復讐を企てようと持ちかける。一方、ルオはマリがドゥジンと一緒にいるのを見て誤解する。チョルヒが父親じゃないかと疑いを強めたヒョンジョンはDNA鑑定を依頼する。DNA鑑定の結果に動揺したヒョンジョンは、ムナクとドゥジンを招いての食事の席で突然嗚咽し始める。

第15話

モランは料理教室に来たヒョネと火花を散らす一方、ヒョンスクに料理を習うよう説得する。心を閉ざしたルオに冷たくされ傷ついたマリは、ドゥジンから好意を示され困惑する。チョルヒが実の父親であることを知ったヒョンジョンは、その事実を隠そうとするが、ヒョンスクにDNA鑑定書を発見され知られてしまう。チョルヒが父であることを知ったヒョンスクは、冷麺を食べさせようとチョルヒを自宅に招待するが・・・。