ボスを守れ

第1話

無料

待ちに待った初出勤の日、ノ・ウンソルは会社の外観に違和感を覚える。その夜、開かれた新入社員歓迎会の場所は高級ルームサロン。何かおかしいと怪しむウンソルにしつこく迫る社長。ウンソルは耐え切れず爆発してしまう。その頃、同じ店内でチャ・ジホンは眉間にシワを寄せて座っていた。無理やり参加させられたミーティングですっかり機嫌を悪くしたジホンは、先に帰ろうと廊下に出たところでウンソルとぶつかり、携帯電話を落としてしまい…

第2話

ジホンは秘書として紹介されたノ・ウンソルの条件の悪さに驚く。秘書を選んだ従兄弟のムウォンに対し、自分を監視するためにスパイを送り込んだのかと責め立てる。ジホンはウンソルが自ら辞めていくよう、あらゆる無理難題を押し付けて追い出そうとする。ある日、ウンソルはジホンの視察に同行し、人混みの中で倒れるジホンを目撃する。その数日後、ジホンは財団創立記念スピーチの場でも言葉に詰まり途中で退席してしまい…

第3話

父であるチャ会長に家を追い出され、ジホンはウンソルの家に行く。そこにあった靴を見てウンソルがルームサロンでぶつかった相手だと知ったジホンは怒りに震え、計画的に近づいたのかとウンソルを問い詰める。帰宅した同居人のミョンランに投げ飛ばされたジホンは満身創痍で外に出るが、暗闇を怖れるあまり、結局ウンソルの家に戻ることに。一方、海外で有名な広告大賞を受賞して帰国したソ・ナユンは、ジホンと恋愛関係にあった昔を思い出し、ジホンに接近するが…

第4話

遊園地に出かけたムウォンとナユンは、視察に来ていたジホンとウンソルに会う。ジホンに駆け寄ろうとしてウンソルにぶつかったナユンは、手にしたアイスクリームで服を汚してしまう。ナユンはウンソルに嫉妬し、わざとウンソルの服にアイスクリームを付けたのだ。ウンソルも負けずと仕返しをして2人は険悪に。常に親切なムウォンに引かれるウンソル。一方、ジホンの頭からはウンソルが離れない。そんな時、人前で話ができないジホンのためにウンソルが思いついた方法とは…

第5話

映像を通じたジホンのプレゼンが成功し、満足げなチャ会長とは対称的に、ムウォンと母・スクヒの表情は固まっていく。一方、ウンソルはムウォンとの食事で一緒にお酒を交わす。酔いつぶれたムウォンに困り果てたウンソルは、ジホンに助けを求める。迎えに来たジホンは怒り、ウンソルが好きだと告げるが、秘書としての立場を優先したいと冷たく断られてしまう。チャ会長から好待遇を条件にジホンの教育を頼まれたウンソルは、ジホンの気持ちを利用しようと考えるが…

第6話

ウンソルにそっとキスをするジホン。驚いて殴りかかろうとするウンソルにジホンは、自身の正直な気持ちを打ち明ける。一方、ウンソルは、ジホンのパニック障害を克服させようと調べるうちに過去のトラウマが原因であると知る。トラウマについて尋ねるウンソルに言葉を濁すジホン。ウンソルのひたむきな性格に好意を持ち始めたムウォンは、ある日ウンソルを呼び出し、自分を"神様"としてではなく一人の男として見てほしいと告げるが…

第7話

ムウォンの告白を受けて驚くウンソルは、話の途中でジホンから告白された瞬間をぼんやり思い出す。"なぜこんな時に…"と戸惑うウンソルは、ガラス越しに自分たちを睨みつけるジホンの姿を発見する。怒りに燃えたジホンはムウォンとレストランで取っ組み合いのケンカを始める。ケンカの理由を知ったチャ会長はウンソルに、秘書を辞めジホンから離れるよう命じる。それを知ったジホンは納得できないと身一つで飛び出してしまい…

第8話

飛び出したジホンを捜し出したウンソルは安堵する一方で、自分を頼ってばかりのジホンにしっかりしてほしいと泣きながら訴える。食事の約束に遅れて現れたウンソルにムウォンは、もう一度ジホンと自分とを公平に考えてみてほしいと伝える。ウンソルに言われたとおり、ジホンはパニック障害を克服するため一生懸命努力する。その姿を見ているうち、ウンソルにもジホンに対して不思議な感情が生まれ…

第9話

ジホンは、自分に対する感情が何なのか分からないというウンソルにキスをする。しかし、それでもウンソルは彼に対する気持ちをはっきり語ろうとしない。ムウォンとジホンの両方に想われ、悩むウンソル。ジホンは、ウンソルにパニック障害のきっかけとなったトラウマを打ち明ける。一方、チャ会長はジホンのパニック障害を知り、ウンソルに解雇は取り消すから彼のそばにいてやってほしいと願い出る。ジホンは実務を学ぶため、身分を隠しカフェでアルバイトとして働き始めるが…

第10話

ムウォンはウンソルにデートを申し込むが頑なに断られる。最後だからと食い下がるムウォンに押し切られ、2人はデートすることに。これまで一度も経験したことがないことをしたいと言うムウォンと楽しい時間を過ごすウンソル。ジホンがアルバイトをするカフェに2人で立ち寄るが、ジホンは怒ってムウォンを追い返してしまう。一方、チャ会長とスクヒが企業の引き受け参入をめぐって対立し、ムウォンは叔父であるチャ会長に事態の収拾を頼みに行くが…

第11話

ジホンに送られて帰宅したウンソルの前にムウォンが現れ、自分を巡る2人の険悪な空気に、我を忘れて怒り出すウンソル。それを見たジホンとムウォンは、しばらく休戦することを決める。迷いながらも徐々にジホンを想い始めたウンソルに、翌朝ジホンは出会った頃の"ウンコ頭"と厳しいボスに戻ると宣言する。ジホンは、カフェのアルバイトの経験を生かしプレゼンを成功させる。一方、ウンソルはムウォンに気持ちに答えられないことを謝る。その言葉を聞いたムウォンは…

第12話

ウンソルと別れた帰り道、偶然ナユンに会ったムウォンは、やり切れない思いから2人でカラオケに行く。飲めないビールで酔い潰れたムウォンをジホンとウンソルが迎えに行く。ある日、チャ会長はウンソルをデパートに連れていき有名ブランドの服を買い与える。チャ会長はジホンが将来、会社の経営権を握り跡を継ぐよう、ウンソルから説得してほしいと頼む。後日、会長に呼ばれたウンソルは、会長室のテーブルに置かれた極秘文書を偶然目にしてしまい…

第13話

チャ会長は、自分を見るウンソルの様子がいつもと違うことに気づき、何かあったのかと尋ねる。しかし、ウンソルは極秘文書を見たとは言い出せない。チャン秘書はウンソルを呼び出し、何も見なかったことにするよう説得する。その様子を通りがかったムウォンが見て2人をいぶかしがる。一方、仕事帰りのジホンとウンソルは、普通の恋人として水入らずのデートを楽しむ。ある日、ウンソルのもとに市民団体の幹部が訪ねてきて、ウンソルの名を語る何者かが不正の情報提供を申し出たと語り…

第14話

ムウォンに正直な気持ちを告げたナユンは、ムウォンの冷たい態度に傷つきミョンランに慰めてもらう。ウンソルは市民団体の幹部に電話をし、すべてが陰謀であることを伝える。チャ会長とウンソルが窮地に追い込まれるのを喜ぶ人間をリストアップし、犯人捜しをするウンソル。ジホンはチャ会長に、会社の引継ぎに際して一切の不正をしないよう強調する。そしてウンソルに、悩みがあるなら相談してくれと説得するが、チャ会長の不正が絡んでいるためウンソルは言い出せず…

第15話

市民団体に極秘文書が届き、会社に検察の家宅捜索が入る。ウンソルが内部告発者だという噂が流れ、チャ会長はジホンに彼女と別れるよう告げる。濡れ衣であると分かっていても、自分に何の相談もしてくれなかったウンソルを許せないジホン。ボスを守ることが自分の使命だと思い込み、相談できずにいたウンソルは、ジホンに言い訳する機会すら持てない。陰謀にはムウォンやナユンの母が関わっているため、犯人ではないと堂々と言い出せないウンソルにジホンは…