ノクドゥ伝～花に降る月明り～

第1話

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17世紀の朝鮮王朝時代、チョン・ノクドゥは離島で父チョン・ユンジョ、兄ファンテと暮らしていた。ある日、家族が謎の刺客に襲われ、原因は自分にあると考えたノクドゥは、自分の正体を知るために都へ向かい、男装したトン・ドンジュと出会う。王・光海君に矢を放つべく物陰に潜んでいたドンジュは、ノクドゥとともに捕らえられて…。

第2話

刺客を追ってたどり着いた男子禁制の寡婦村に入るが、追い出されたノクドゥ。潜入するための策を講じる中、村へ逃げ込もうとする女性を目撃する。彼女と服を交換し窮地を救ったノクドゥは、その女装姿で村へ入ることに成功! そこで、横柄な両班に立ち向かうドンジュの姿に目を奪われる。なんとその彼女と同じ部屋で暮らすことになり…。

第3話

ドンジュと暮らすことになったノクドゥは、村の女性たちに正体がバレないよう四苦八苦しながら生活する。一方ドンジュは、ノクドゥが都で出会った青年であるとは夢にも思わず、世話の焼ける女性だと呆れ返っていた。そんなある夜、ノクドゥは寡婦村を守る女性たちの集会に出くわす。頭領を探るため後を追うが見つかってしまい…。

第4話

情報を得るため、ノクドゥは村の女性と仲良くしようとするも失敗し、ドンジュの両手にやけどを負わせてしまう。ドンジュの世話をしていたノクドゥは、突然ドンジュからお姉さんと呼んでもいいかと問われ、その可愛さに動揺し慌ててその場を立ち去る。その夜、ノクドゥは寡婦の魂を慰めるという怪しげな行列を目撃し、後をつけるが…。

第5話

男であることをドンジュに気づかれたノクドゥ。男の声を聞いて駆けつけた行首たちにも正体を知られそうになるが、なんとかその場を乗り切る。ドンジュは恋仲の奥方と村で待ち合わせしているというノクドゥの言い訳を疑いつつも秘密を守るが、厳しく彼を監視する。そんな中、ノクドゥは寡婦村に忍び込んだ男に出くわしたと嘘をつき…。

第6話

ノクドゥに苦手な舞を教えてもらったドンジュは、彼を意識し始める。そんな女心を知る由もないノクドゥもまた、彼女を気にかけていた。そんな中、ドンジュは皆が捜している男がノクドゥだと気づき、彼を早く逃がそうとする。だが、以前妓楼で問題を起こした両班が、ドンジュへ仕返しをするため強引に水揚げを迫ってきて…。

第7話

ノクドゥは両班に水揚げされそうになったドンジュを養女に迎え、母娘として寡婦村で同居を開始する。ムウォル団のキム・スクは、殺人の任務を果たさなかったノクドゥに新たな命令を下す。ノクドゥはドンジュが飼いたがっていたヒヨコを2羽贈り、任務をこなすため漢陽へ。1人になったドンジュは、ノクドゥのことが頭から離れず…。

第8話

漢陽へ行き何食わぬ顔でノクドゥと合流したドンジュ。2人で街へ買い物に行き、ノクドゥは手先の器用なドンジュに任務に必要な道具を作ってもらう。散歩中ブランコを見て顔を曇らせたドンジュに、ノクドゥは優しく声をかける。その夜、ドンジュはかつて家族と暮らしていた家を訪れる。そこで出くわしたのはチャ・ユルムだった。

第9話

任務を遂行したノクドゥだったが、突然現れたドンジュとともに危機に直面! ユルムのおかげでその場を乗り切り、ノクドゥはムウォル団への入団に一歩近づく。その頃妓楼では、ノクドゥの帰りを歓迎する宴会の準備をしていた。一方、隠れて暮らしていたユンジョとファンテは再び襲われ、ファン将軍とその娘エンドゥは漢陽を訪れる。

第10話

歓迎会で酔っ払ったドンジュは、好きな人がいると公言。その発言を聞いたノクドゥは、ドンジュが誰を好きなのかが気になって仕方がない。一方、恋人に会いに村に来たというノクドゥの嘘を信じているドンジュは、自分の気持ちを悟られまいと彼を突き放す。そんな中、ノクドゥは島で襲われた原因が王と関係しているという情報を得る。

第11話

ノクドゥの正体を知ったユルム。ドンジュはノクドゥをかくまった理由を説明し、秘密にしてほしいとユルムに頼む。ユルムとノクドゥはドンジュをめぐり対立。ドンジュに口づけをしたノクドゥは積極的に想いを伝えるが、興味はないときっぱり告げられて落ち込む。そんな中、光海君は自分の地位を脅かす弟の永昌大君を島流しにするが…。

第12話

光海君の側近である大堤学のホ・ユンは永昌大君を王に担ぎ上げるべく、ムウォル団に密かに指示を下す。だが、ムウォル団の頭領で妓楼の長チョン行首は、光海君が大君の暗殺を企てていると知り、スクに計画を中止するよう伝えてほしいとノクドゥに命じる。そんな中、謀反を起こそうと決起集会をするユンの目の前に、ユルムが現れて…。

第13話

光海君は戸曹判書を殺害した刺客が女人だったと知り、ユンと寡婦村の関係を怪しんで偵察に向かうが、証拠を発見できず村を後にする。その頃、永昌大君を殺したユルムこと綾陽君は、自分を王にしろとユンを脅していた。一方、ノクドゥとドンジュは、誤解からぶつかり合ってばかり。そんな中、ユンの命令でムウォル団は寡婦村を離れ…。

第14話

ムウォル団にノクドゥが加入したと知り、イラ立つユルム。さらに寡婦村を去るドンジュから、ノクドゥへの想いを涙ながらに告げられ敵対心をますます強くする。そんな中、行首とともに都に向かったノクドゥはファンテと再会。兄を救い出そうと試みるも、お前が王の息子だから今まで惨めな人生を送ることになったと衝撃の告白をされ…。

第15話

ユルムの命令によって、寡婦村が襲撃される。燃え盛る炎を見て村に戻ったドンジュも危険にさらされるが、ノクドゥに命を救われる。ノクドゥは寡婦や妓生たちを賊から守り抜き、男であることを明かした後に気を失ってしまう。村が焼け落ち、ムウォル団や寡婦たちは村から逃げるが、行首は最後にユンに会いに行くと言いみんなと別れ…。