推理の女王

第1回

無料

検事の夫と結婚8年目を迎えたソロクは一見平凡な主婦だが、実は人並外れた推理力の持ち主。ある日、派出所の新米所長ジュノにひょんなことからその実力を認められ、新たに市場のコインロッカー荒らしの事件について推理を依頼される。同居中の姑ギョンスクに内緒でジュノのもとに駆けつけるソロクだったが、ギョンスクの友人らはソロクが浮気しているのではと勝手に推測。皆でソロクとジュノを付け回し…。

第2回

ジュノから、コインロッカー荒らしで新たな動きがあったと連絡を受けたソロク。密かに家を抜け出し現場に急行するが、そこで不審な男と鉢合わせしてしまう。ところが、彼の正体は麻薬の売人を追う刑事ワンスンだった。そうとは知らないソロクは必死で彼から逃走。その直後、コインロッカーの前にやってきた男こそが麻薬の売人ドジャンだった。ソロクを庇って負傷したワンスンはドジャンを逮捕するが、そこに女弁護士が現れる。

第3回

ワンスンは、現場をうろついていた「怪しいアジュンマ」が検事ホチョルの妻ソロクと知ってびっくり。ホチョルと折り合いが悪いワンスンはさらに不機嫌になり、今度自分の前に現れたら公務執行妨害で逮捕すると息巻く。その頃、ソロクの家では彼女がトイレで倒れているのではと警察を呼ぶほどの大騒ぎになっていた。ドジャンを逮捕したワンスンは昇進を確信していたが、弁護士ジウォンが手を回したために逆に派出所に派遣されることになる…。

第4回

ジュノから新たな強盗事件の協力を依頼されたソロク。現場を訪れた彼女は、ベッドの様子や残された物品を観察し、殺人があったと断言する。それをこっそり聴いていたワンスン。思わず声を上げて彼女を逮捕すると脅すが、その瞬間にソロクが買った卵を割ってしまい、2人は大喧嘩に。そんな中、強盗被害にあった息子が派出所に現れ、母親を捜してほしいと懇願。ジュノのスマホ越しに彼の話を聴いたソロクは、複雑な家庭の事情を知る…。

第5回

ソロクの協力を得ようと、彼女がバイトをしているお店を探り当て、やって来たワンスン。そこはソロクの親友ギョンミが経営している弁当屋だった。ワンスンは店の一角に犯罪学や過去の事件のファイルなどが並んでいるのを見て、ソロクが平凡な主婦でないことを思い知る。2人で改めて現場に向かうと、ソロクは庭にあるタイヤ跡を見て遺体が車で運ばれたと推理。そんな中、この家の舅が「嫁を殺した」とワンスンに自首してくるが…。

第6回

行方不明の女性ミョンヒの舅が自首してきたことで、ワンスンはほっとするもソロクは舅が犯人ではないと睨んでいた。ソロクはなんとか家を抜け出してソドン署に駆けつけるが、ワンスンは彼女の話を聞こうとしない。ソロクはジュノの協力を得て独自に捜査を始め、ミョンヒが殺された夜に彼女の夫と酒を飲んでいた友人に会う。そこで新たな事実を掴むや、ワンスンに無理矢理頼んで舅と面会。だが、舅は自分がやったと言い張るばかりだった。

第7回

ますます混迷を深めていくミョンヒ殺害事件。彼女の夫ヨンチュルを疑うソロクは、ワンスンから与えられた制限時間内に立証しようと躍起になる。それに対して、ソロクの推理に半信半疑のワンスンも、ソロクが推理した通りの場所からヨンチュルの指紋が出たことで彼女の考えに傾いていく。そんな中、ワンスンはジウォンが勝手に自分との婚約パーティーを準備していることを知って激怒。さらにソロクのもとには夫ホチョルが向かっていて…?

第8回

ソロクは迎えに来たホチョルと帰宅しようとするが、やはり事件が気になって署に戻ると、意外な結果が判明。自分の推理が外れたことに大きな失望を味わう。一方のワンスンは麻薬の売人ドジャンが単なる窃盗罪で起訴されると知り、腹の虫が収まらない。担当検事のホチョルに掴みかかろうとした矢先、ソロクが2人の間に割って入るが…。その彼女は普通の主婦に戻る決意をして、ギョンミの店に置いてある犯罪ファイルを処分しようとしていた。

第9回

ミョンヒの葬式に出かけたソロクは、かつて自分が両親を失ったときのことを思い出す。そして改めて彼女を引き取ってくれたギョンスクに感謝し、家族を大事にしようと痛感するのだった。一方、ワンスンはドジャンを殺人未遂罪で起訴すべくソロクに証言を頼もうと思いつき、花束まで用意。だが、突然拉致され連れていかれたのは、何とジウォンとの婚約パーティーの会場で…。そんな中、ソロクは義妹ホスンの様子に怪しい動きを感じていた。

第10回

ホスンの足取りを追い、仁川空港に辿り着いたソロクとワンスン。ワンスンはホスンが拉致されるというソロクの言葉に呆れるが、ドジャン起訴の証人になってもらうためにホスン捜しに付き合う。ソロクは空港のトイレで発見されたホスンの携帯電話を調べ、彼女がアメリカ行きをキャンセルして男と一緒にいると予想。一方、ジウォンは婚約パーティーから逃げ出したワンスンの居場所を探していた。その頃、ソロクはついにホスンを発見するが…。

第11回

ホスンを見失い、捜索の珍道中を続けるソロクとワンスン。ソロクはホスンを拉致したのは指名手配中の誘拐犯ドゥギルだと推理。ワンスンと監視カメラの映像を確認するも、ホスンと一緒に写っていた男は別人だった。ソロクはドゥギルが整形手術をしたのだと主張するが、ワンスンは信じない。そんな中、ワンスンを追ってジウォンが姿を現し、結婚を拒む彼に「恋愛をしたい」と告白。その頃、ホスンとドゥギルらしき男を発見したソロクは…。　　　

第12回

ドゥギルに連れられて島に行ったホスンは何も知らずに睡眠薬入りのワインを飲み、意識を失う。密かに追ってきたソロクはホスンを助けようとするも、ドゥギルに一撃されて気絶。夜になり、ソロクを捜すため、島に渡ってきたワンスン。殴りかかってきたドゥギルに応戦し、生き埋めにされたソロクを発見する。ついに事件は一件落着。連続殺人犯逮捕はテレビでも報道され話題に。病院で目覚めたホスンは偶然、その報道を見てしまうが…。

第13回

行き場を失って派出所に寝泊まりしていたワンスンは、ジュノが一人暮らしをする家に転がり込む。一方、ソロクは島に行ったことを夫に感づかれそうになり、ワンスンと一緒だったと自ら明かす。ワンスンとの約束通り、ドジャンに関する証言を録音したソロク。だが、ジウォンからソロクに危険が及ぶと聞かされたワンスンは証言を使用しないことに。折しもホチョルが署に現れ、ドジャン関連の書類を漁った挙げ句、彼を釈放するよう強制する…。

第14回

憧れのウ警監の講演を聴きに来たソロクとギョンミは、同じく会場にやってきたワンスンに遭遇。彼はソロクに携帯電話を返すと、もう会うことはないと言って去っていくのだった。そんな中、下着泥棒の被害でワンスンに相談を持ちかけていたジュヨンが殺害される。ワンスンは単なる下着泥棒だと軽く見ていた自分を責め、ジュヨンと顔見知りだったジュノは深く落ち込んでしまう。2人は周辺の聞き込み捜査を始め、犯人探しに奔走する。

第15回

憧れのウ警監と町内で偶然出会ったソロクは、彼の正確なプロファイリングに感激する。その頃、釈放されたドジャンはソロクに会いたくてギョンミの店を訪ねて来るが…。一方、ジュヨン殺害事件を捜査中のワンスン。特別捜査班が設置されると喜んだのもつかの間、仲間はいつもの2人だけ。何と署内では、ウ警監率いる特別捜査チームが組まれ、ジュヨンの殺人事件を担当することに。そこに民間人プロファイラーとしてソロクが抜擢される。