危険な関係

社交界に君臨するメルトイユ侯爵夫人(グレン・クローズ)は、かつての愛人バルモン子爵(ジョン・マルコビッチ)と結託し、結婚を間近に控えているトゥールベル夫人(ミシェル・ファイファー)の純潔を踏みにじろうと画策する。しかし、2人が本当に恋に落ちてしまったことで計画は頓挫、やがて事態は悲劇的な結末へと向かっていくのだった…。 1782年に書かれた原作が、クリストファー・ハンプトンによって脚本にされ、スキャンダラスな物語を、スティーブン・フリアーズ監督が映画化。18世紀の貴族社会を忠実に再現し、アカデミー賞(R)3部門を受賞した名作が蘇る。"淫らで頽廃的。大理石のような冷たい心の内に垣間見える言葉にできないほどの苦悩に心打たれる"(David Ansen, Newsweek)と評される傑作。愛憎渦巻くインモラル・ゲームが始まる。