マスターズ・オブ・セックス シーズン4 第09話

よりを戻したマスターズとバージニアは、ライバル診療所に警告状を送って営業を阻止するとともに、自分たちの従業員に守秘義務契約を結ばせようとする。マスターズは関係の変化のめまぐるしさについていけないと悩むが、双方が独り身となった今、隠すことは何もないとバージニアは言う。2人は、ナンシーとアートがニューヨークで開業する予定であることを知るよしもなかった。ボブ・ドラッグと婚約者との治療が成功した後で、アートは彼に同性愛の研究についての本を出版しないかと持ちかけ、承諾させる。ナンシーはアートに妊娠したことを打ち明けるが、誰が父親か分からないので中絶すると告げる。バージニアの両親が突然セントルイスにやって来る。実は性の治療を受けに来たのだという父親の告白を受け、バージニアは驚く。そして父ハリーは、何も事情を知らない母親を説得してほしいとバージニアに頼む。母エドナは、昔ハリーが6年間不倫をした時から夫婦関係は壊れ始めていたと娘に告げる。父親の不義にショックを受けるバージニアだったが、自分なら夫婦仲を修復できると宣言する。一方マスターズは、アルコホーリクス・アノニマスの世話人ルイーズ・ベルがしばらく集会に来ていないことを知る。障がいを負った夫と彼女の性の治療は失敗に終わり、彼女は酒に手を出してしまったのだった。それを知ったマスターズはルイーズに謝り、夫ジェームズの元を離れた方がいいと勧める。しかしルイーズは、夫に車椅子生活を送らせるきっかけになった事故を起こした罰として、彼のそばにいることを選んだのだと言う。リビーとケラーは授業計画について話し合いながらニューヨーク州を車で移動していたが、ウッドストック・フェスティバルのために道路では渋滞が起きていた。LSDでバッドトリップしたティーンエイジャーを助けた後、リビーはケラーと車を残し、フェスティバル会場までの50キロを歩き始める。性の治療を受けることをエドナに了承させたバージニアは、ハリーとの面談で不倫のことを責める。ハリーは、バージニア自身の行いも模範的とは言えないものであり、批判するべきではないと彼女に言う。アートはナンシーが何かを隠していると感じ、スカリーと彼女の会話の録音を盗み聞きする。実はナンシーは父親がアートだと分かっていたが、子供を産むことによって結婚生活から抜け出せなくなるのを避けるために、中絶することを選んだのだった。マスターズが断酒の集会に出ていると、彼を追ってきたバージニアが姿を現す。彼女への依存で悩んでいたことを打ち明けたマスターズは、バージニアに求婚する。