コール・ミー・クレイジー 5つの処方箋

乳がんをテーマにした前作に続き、第一級の俳優、監督を揃えた短編映画5作のオムニバス作品。今回のテーマはメンタルヘルス。監督陣はローラ・ダーン、ボニー・ハント、アシュレイ・ジャッド、ブライス・ダラス・ハワードほか。 「ルーシー」 ロースクールに通っていたルーシーは、幻聴におびえ、病院に入院する。グループ療法や、ドクターのカウンセリングで自分が統合失調症であることを受け入れてはいくが、将来には希望が持てない。そんなルーシーにドクターがある提案を…… 「グレイス」 大学入学を控えたグレイスの母親は双極性障害。グレイスはそんな母親の病気をたった1人で見守り、世間から隠してきた。でもある日、同級生たちを巻き込んで母親は騒ぎを起こしてしまう。絶望感に打ちひしがれるグレイス。母親がとった選択は…… 「アリソン」 感謝祭の休日にボーイフレンドを連れて帰省した女子大生アリソン。ところが、姉のルーシーも一時帰宅してきた。家族団欒の食卓で、アリソンは姉の病気に振り回されてきた日々のつらさをぶちまける。 「エディ」 人気コメディアンのエディはうつ病に悩んでいた。その生活態度やジョークの内容から、妻は夫の変化を感じ取り、心配を募らせていた。自殺に関するジョークで、客席は大うけだが…… 「マギー」 配属地から息子の待つ家へ帰国してきた兵士マギー。やはり軍人である父のかつての部下であり、自分の上官でもあったレナードの葬儀をきっかけに、軍内性的暴行PTSDが発覚する。親権を取り戻すための裁判で、マギーの前に現れたのは……