ドイツ科学捜査チーム ~真実を追う者たち~ シーズン2 第3話 無防備
立体駐車場で、女性の死体が発見された。死体の状況から、誰かに突き落とされて転落死したと思われる。胸元から授乳用のパッドが発見され、この女性が授乳中であることが分かった。 検視の結果、出産時の会陰縫合で使われたと思われる縫合糸が発見される。また、女性の胸元には肌荒れ防止のクリームのようなものが塗られていた。早速、この糸とクリームを分析した結果、ある助産師が浮かび上がる。この女性は売春婦の赤ん坊を第三者に仲介したために、人身売買の疑いで助産師の免許をはく奪されたことも判明した。一方、死んだ女性の胃の内容物に特殊な海藻が含まれていた。明らかに日本食の食材だ。この海藻を分析した結果、それを食事として出した店や、その際に勘定を払った人物も特定された。 この女性ニーナ・クルークは出産して間もないはずなのに、赤ん坊が見つからない。聞き込みを重ねた結果、女性は事業の独立に向けて準備中であることも判明する。そんな女性が妊娠するのであろうか?口座に大金が振り込まれている事実を知ったコッホは、金目当ての代理出産ではないかと推理する。 彼女が食べた日本食の代金を払ったのは、彼女の大家であった。ブラント警部とコッホは早速大家夫妻を訪ねたところ、空のベビーベッドや、妊婦を装うための腹当てが発見される。問い詰めたところ、大家夫妻は白状した。子供ができない彼らはクルークに頼み、夫の精子を使って人工授精をしたのだ。代理出産ではないから法にも触れないと彼らは言い張る。しかし、彼らも赤ん坊の行方は知らなかった。 一方、別件で負傷したレンナーは背骨の手術を受けていた。成功率の低い難しい手術だ。無事を祈るコッホら。何とか手術を終えたものの、レンナーの足は動かないままである。 赤ん坊のDNAを調べたところ、恐るべき事実が明らかになった。赤ん坊は重い遺伝子疾患を抱えており、一刻も早く治療を受けないと命が危ないということだ。しかもその赤ん坊は、人工授精を頼んだはずの夫の子ではないことも判明した。クルークは、大家夫妻から多額の報酬を受け取っていながら、別の男の子供を宿していたことになる。コッホやブラント警部は焦った。もう一度、クルークの死体を調べた結果、クルークは突き落とされたのではなく、事故で転落したという事実が明らかになった。そして髪の毛からは、落ちる彼女を引っ張り上げようとしてつかんだ男性の汗が検出されたのだ。この男性の正体とは?そして赤ん坊は無事、救出されるのであろうか。
キャスト
- ダニエル・コッホ
- ハンネス・イェーニッケ
- ヴェラ・ベルクマン
- アンネ・カトリン・ブーツ
- トーマス・レンナー
- チャーリー・ヒュブナー
- フレデリック・パイン
- ミルコ・ラング
- カロリン・モーリッツ
- テレーゼ・ヘーマー
- ラルフ・ブラント
- ティロ・ネスト
スタッフ
- 監督
- トーマス・ヤオホ、エルマー・フィッシャー、フロリアン・フロッシュマイヤー
タイトル情報
- ジャンル
- ドラマ・海外ドラマ
- 作品タイプ
- サスペンス・ミステリー
- 製作年
- 製作国
- ドイツ
- 再生対応画質
- 標準画質
- 再生デバイス
- パソコン
- スマートフォン
- タブレット
- AndroidTV
- FireTV
- サービス提供
- 株式会社ビデオマーケット