歌詞

彼女は

白鳥座

作詞
たかひらゆたか
作曲
たかひらゆたか

金曜の夜七時 彼女は仕事を終えて

化粧室で静かに ルージュをひいた


受話器の向こう側の誰かの声が

まだ耳の奥で鳴っている様


生きて行くだけなら

何もここで無くてもいいと

鏡の中のもう一人が

そうつぶやくけれど

まだ今は帰れない事を

帰れない事を彼女は知っている


人待ち顔溢れる交差点あたり抜けて

地下鉄への階段急ぎ足で降りる


都会のわずらわしさ掻き消す様に

レールの軋む音が壁を這って来る


沈む様にもたれる

ドアの向こう彼女の顔は

人いきれに浮かぶ様に

ルージュだけが赤い

明日までの日付の定期に

もう終わってしまってもいいと弱くなる

疲れたなら帰ればいい事を

帰ればいい事を知ってはいるけれど

彼女は

提供: うたまっぷ