歌詞

母ざんげ

米倉ますみ

作詞
木下龍太郎
作曲
岡千秋

母と言う身を 忘れなければ

果たせぬものやら ご奉公

お家騒動 若君様を

守るためとは 言いながら

わが子にさせる

わが子にさせる 毒見役


毒は食うなと 叱るが常を

毒と見えたら 食えと言う

伜 千松 許しておくれ

生みの母でも この母を

鬼と呼ばずに 何と呼ぶ 何と呼ぶ


(台詞)

(母) これ、千松。若君様へお見舞いの御お菓子、

我先に手を出すとは、何たる不調法じゃ

(千松) 申し訳ござりませぬ。あまりに美味しそうな

お菓子でござりましたので、千松が不調法を致しました。

乳母君様、何卒千松をお許し下さりませ…

(母) おお、千松。よう毒と知りつつ、若君様の身代わりになってくれた。

礼を言います。この通りじゃ。

なれど、お家の為とは申せ、幼い命を最後が最後まで母とも呼べず逝ったのか。

今一度、可愛い声で『母様』と、『母様』と呼んで下され。

のう、千松


頑是無い子に 判りはすまい

忠義と言う字の 意味などは

親の言い付け 素直に守り

いのち縮めた 子が不憫

血を吐く胸の

血を吐く胸の 母ざんげ

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