朝日新聞デジタル コロナで「振り出し」に…苦境のミシュラン店主がみる夢
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10都府県にまで広がった「まん延防止重点措置」の対象に初めて指定され、3度目の「緊急事態宣言」を20日に要請した大阪市。長引く時短要請に苦しむ市内の繁華街にある老舗飲食店の営業に密着した。そこには売り上げ大幅減の苦境下にありながら、コロナ下ゆえに道を切り開き、新たな夢に突き進む店主の姿があった。  「あべのハルカス」から南に200メートルあまり。さらに裏路地を入ること数十メートル。「明石焼 たこつぼ」は創業約60年、「ミシュランガイド」に5年連続で掲載されるほどの「名店」だ。  3代目の大鳥真寛さん(46)は昨年9月、お店近くの目抜き通り沿いにテイクアウト専門店をオープン。できたての明石焼き4個と熱いだし汁を注ぎ、食べ歩きも出来る、手のひらサイズのカップをここで売り始めた。  だし汁に浸す食べ方から「たこ焼きと比べて手軽さがない」と感じていた明石焼きを手軽に楽しんでもらう方法を編み出した。「しんどくなることがまた起きたときに、お店に行っての飲食を控えるようになる。いまの自分の技術でそれを抜け出すための第一歩」と話す。  コロナで長引く苦境、その目線の先には、苦境ゆえに見いだした「夢」をみすえていた。この店で売り始めた「カップ入りの明石焼き」に生かされた技術は夢への一歩につながるものだった。

再生時間
00:04:49
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朝日新聞デジタル
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