スカスカなのに暖かくてズレない!寝袋に入れるタイプのスリーピングマット
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中年太りで筋肉もないため、体力も寒さへの耐性もなく、ウルトラライトハイキングを志向せざるを得ないミニくまちゃんでーす。 とりわけ夏の高山や、秋冬のキャンプや山行でのテント泊では、軽くした装備のせいもあって夜中に背中がゾクゾクするほどの寒さで目が覚めがち。この底冷えを克服するには寝袋とその下に敷くスリーピングマットをリッチにするしかないのですが、暖かさと軽さはトレードオフの関係ゆえに毎回チョイスを間違えます。 生命線の寝袋だけはケチってはいけない、と国内大手のナンガ製最高級シュラフをン万円で購入したものの、それでもやっぱり寒い。そこで各方面の山のプロに相談したところ「スリーピングマットが薄すぎるのではないか」との結論に至りました。なんせ直近まで使っていたのは山と道の「ミニマリストパッド 53g」。ペラペラながら寝心地は良好だったんですが、どうやらこいつは地面からの冷気をモロに受けているらしい。 設営が簡単なクローズドセルは他に定番のサーマレストの「Zライト ソル」も持っていますが、設営が簡単で暖かさが段違いな分、めちゃくちゃかさばるため危険な山行ではあまり使いたくない形状。 そこで白羽の矢を立てたのが、以前ヤフクリでもご紹介したエア注入式でわず170gのサーマレスト「ネオエアー ウーバーライト」( https://creators.yahoo.co.jp/kumayamajun/0300064695 )でした。こちらも確かに快適で小型軽量なんですが、いかんせん、膨らませるのに骨が折れるうえ、完成後は厚みがなかなかあるので(その分地面からの冷気を防いではいるのですが)枕の高さが足りなく、ミニマム&滑りやすいので寝返りを打つとズレて落っこちる。くわえて同行者から「動いた時の音がうるさい」とのそしりを受ける始末。ソロならいいかもしれないけど、パンパンに膨らんだ形状では穴も空きやすいし、これは困ったな…と考えた矢先に俎上に載ったのが今回ご紹介するクライミット「イナーシャXライト」なのでした。 ウーバーライトと同じエア注入型ながら、フォルムは穴が空いたような、骨組みのようなスカスカデザイン。以前からその存在は知っていましたが、「これは究極のミニマリストが使う罰ゲームだ」と思っていたのでちゃんとその効能を勉強していませんでした。 実はこの形状に秘密があったのです。 まず、スカスカなので軽い。本体はウーバーライトと同水準の173gです。当然収納時はコンパクト。骨組みだけなので空気注入の手間が少なく、すぐに膨らむのもメリット。 そして使い方が独特です。なんと寝袋の下に敷くのではなく、中に入れてしまうのです。この何が良いかというと、寝袋の冷えの原因である「ロフトの潰れ」を極力解消できるのです。 そもそも寝袋やダウンジャケットが暖かいのは、羽毛が断熱材の代わりとなって体温を暖かいままキープしてくれるから。ただ、それもふっくらとした空気の層=ロフトがあっての話。カラダの重みで潰れがちな背中の部分は冷えの原因=コールドスポットとなり、スリーピングマットがプアだと地面からの冷えをモロに受けてしまうのです。 イナーシャXライトは、穴あき構造かつ寝袋に入れて使う仕様によって、このコールドスポットを極力解消したのがエポック。最低限ながらもカラダを支えるエア注入型で寝心地も快適。表地がマットなので上に乗って動いても不快な音を発生しませんし、寝袋の中に入れて使うのでズレにくいのも特徴です。当然、軽くてコンパクト。ただし、寝袋がテントのフロアと接触するので、防水タイプのシュラフかシュラフカバーは必須です。ちなみに今回は短めのライトを選びましたが、全身を覆うモデルもラインナップしているのでお好みでどうぞ。 数年前から答えが目の前にぶらさっていたのに、それに気が付かなかったイナーシャXライト。いやはや、アウトドアギアはどれもこれも、誰かの哲学によって作られているのですから、一度は検討してみることが大事だなと思い知った次第です。 ■製品情報(LOTUS) http://www.lotus-corp.jp/klymit/inertia_x_lite.html ■参考情報/Yahoo!ショッピング KLYMIT INERTIA-X LITE https://store.shopping.yahoo.co.jp/tokurakushop/0521-002811.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title KLYMIT INERTIA-O ZONE https://store.shopping.yahoo.co.jp/yokobun/yrk3…

再生時間
00:00:56
配信期間
未定
タイトル情報
熊山准
リクルート編集職を経て独立、『R25』にてライターデビュー。執筆分野はガジェット、旅、登山、アート、恋愛、インタビュー記事など。同時に自身のゆるキャラ「ミニくまちゃん」を用いたアート活動を展開中。ライフワークは夕焼け鑑賞。マレーシア・サバ州観光大賞2015メディア部門最優秀海外記事賞受賞。1974年徳島県生まれ。