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白いバラ・赤いバラ
毎日、同じように続く日常の中で当たり前にある存在。日を追うごとに、当たり前すぎて気づかなくなってゆく存在。日常の中にふと、現れる「非日常」。それに心を奪われた時、しばし溺れる。このままじゃいけないんだ、と思いつつも求めてしまう快楽や情とか会話、自分を求めてくれる存在もないがしろにできない、感情。そして、元に戻ろうとする帰属意識がはたらき日常と非日常の中で揺れる。映画の中で印象的だったシーンは、「人は守りたいものに嘘をつく」というセリフ。映画の終盤にでてくる、老婆との会話、かな。最後に大森南朋が言う「もうすぐ、帰るよ。」という台詞に男の揺れる心が見える。最後、友人の結婚式へ出かけるシーンの「同じことを覚えたけど、覚えることよりも思い出す方が大切」(少し曖昧ですがこのような感じのセリフ)という台詞を、中谷美紀が言っていて、それは結婚式のとき教会でいう「誓います」的な台詞を指しているのかなぁと、ひとりで考えたりしていました。時間や空間の余白を残しつつ、空気感を大事にした映画だと思いました。余白がある孤独感。
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